
果物の皮の使い道について!バナナやぶどうの皮は意外に役に立つ!?
果物を食べる時に、ほとんどの方が捨ててしまう「皮」には、意外な使い道があるということはご存知でしょうか?
一部の果物は、皮ごと食べた方が栄養を余すことなく摂取することができるなど、皮をむかずに食べることが推奨される場合があります。例えば、ぶどうに含まれるポリフェノールは、約30%が皮、残りの約70%が種にあるとされていて、普通の日本人のぶどうの食べ方であれば、せっかくのポリフェノールのほとんどを捨ててしまっているのです。
そして実は、果物の皮には、食べる以外にも有用性があり、みかんの皮はお掃除などに利用することができると聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、果物の中でも、外皮をほとんどの方が捨ててしまうバナナ、みかん、りんごの皮の使い道をご紹介します。
バナナの皮の使い道
まずは、分厚い外皮に覆われているバナナについて、バナナの皮が何に役立つのかをご紹介します。バナナは、ほとんどすべての人が皮を剥いて食べていると思います。最近では、「皮ごと食べられるバナナ」なるものが登場し話題になっていますが、一般のスーパーなどで販売されているバナナについては、皮ごと食べるような人はいないと思います。
それでは、美味しく食べた後のバナナの皮は皆さんどうしているでしょうか?何も考えずにそのまま捨てているという方が多いはずです。しかし、バナナの皮は、艶出しや肥料として利用できるとされているのです。
バナナの皮を艶出しに利用する
バナナの皮には、ポリフェノールの一種であるタンニンが含まれています。そしてこのタンニンは、皮製品の艶出しに効果的とされているのです。
なお、バナナの皮でも、外側の黄色に色づいている方ではなく、内側の白い方を使って皮製品を磨いてください。そしてその後、柔らかい布で乾拭きすると、皮本来の艶が取り戻せるとされているのです。身近にある革製品などで試してみてはいかがでしょう。
バナナの皮を肥料に利用する
バナナの皮は、栄養が豊富に含まれています。そのため、良質な液肥を作る材料として非常に有用だとされているのです。バナナを使って液肥を作る場合、以下の手順で進めましょう。
- ①バナナの皮を細かく刻む
- ②容器に刻んだバナナの皮を入れる
- ③バナナの皮が浸る程度に水を加え、蓋をする
- ④発酵させる(2週間程度放置)
上記の流れで液肥を作りましょう。しばらく放置して、水が黒ずんできたら液肥が完成です。植物にあたえる際は5~10倍程度に希釈して土にかけると良いでしょう。なお、残ったバナナの皮は土に埋めることで肥料として利用可能です。
みかんの皮の使い道
次はみかんの皮です。年末が近くなってくると、テレビなどでも、果物の豆知識として「みかんの皮が大掃除に役立つ!」といった情報を伝えることがあるなど、意外な使い道があるのです。
お掃除以外にも、入浴剤としても利用できる、臭い消しとして利用することができるなど、さまざまな活用法があります。みかんの主な活用法は、以下の通りです。
- ・油汚れのお掃除に活用
- ・床の掃除に使うと、ワックスのような効果が期待できる
- ・電子レンジの臭い消しに活用
- ・入浴剤や肥料に活用する
- ・陳皮茶としていただく
みかんの皮は、上記のようにさまざまな使い方があるとされています。それぞれ、どういった風に使うのかは別記事で解説しているので、以下の記事を確認してください。
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りんごの皮の使い道
次はりんごの皮についてです。リンゴの皮は、掃除に利用する、調理して食べるという活用方法があります。多く
リンゴの皮を掃除に利用する
りんごの皮には、りんご酸と呼ばれる成分が豊富に含まれているのですが、この成分は、水回りのお掃除に効果的とされています。
実は、りんごの皮や芯を使って、シンクや洗面台などを掃除すると、水垢や曇りなどが綺麗に落とせるとされているのです。また、アルミ鍋に黒ずみがこびりついている…なんてケースでも、鍋に水とりんごの皮、りんごの芯を入れて煮沸すると、焦げが落としやすくなるとされています。
リンゴの皮を調理する
りんごの皮には、果肉よりも食物繊維やビタミンC、ポリフェノールなどの栄養素が豊富に含まれているとされるため、そのまま捨てるのはもったいないと言えます。
りんごの皮の活用方法としては、りんご酢やジャム作りに活用するなど、調理に利用することができるのです。りんご酢は、好みのお酢を用意して、りんごの皮や芯、氷砂糖と一緒に付け込むだけで簡単に作ることができます。炭酸水と割って飲むだけで健康に良いですし、ドレッシングなどとしても利用することが可能です。
りんごジャムについても、皮を一緒に入れることで、ジャムが綺麗な赤色になる、皮の栄養を加えることができるなど、メリットがたくさんあります。りんごジャムを作る工程で、りんごを煮詰めたら、ティーバッグに入れた皮をその中に入れ、しばらく置いておくだけで良いです。そうすると、皮の赤色がジャムに移り、華やかな見た目のジャムになります。
ちなみに、ぶどうの皮も、りんごと同じような方法でジャムやジュースに活用することが可能です。
まとめ
今回は、普段はほとんどの方が捨てているであろう果物の皮について、意外な使い道をご紹介しました。
記事内でご紹介したように、果物の中でも特に食べる機会が多いバナナやりんご、みかんは、美味しく食べられるだけでなく、皮が他の用途に利用することができるのです。使い方も特に難しくありませんし、今まで捨てていたものが、掃除や入浴剤、肥料などとして使えるわけですので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。