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みかんの食べ過ぎは注意!肌の色が黄色に見える原因もご紹介
日本の冬の代名詞といえる果物と言えば、みかんをイメージする方が多いのではないでしょうか?寒い冬の日は、こたつに入ってみかんを食べながらテレビを見る…というのが、古き良き日本の姿というイメージを持つ方が多いです。実際に、日本における果樹収穫量では、みかんはりんごと並んで毎年トップ争いをするほどです。
みかんは、単に美味しいだけでなく、栄養価も高い果物で健康にも良い影響を与えてくれるとされます。ビタミンCが豊富な果物ですし、寒い冬にはうってつけの、風邪予防にも効果的とされているため、毎年冬になるとたくさんのみかんを食べているという方は多いはずです。しかし、いくら健康に好影響があるとされるみかんでも、過剰な食べ過ぎは健康に悪影響を与えてしまう可能性もあります。皆さんも、みかんを食べ過ぎると肌の色が黄色になるという話を耳にしたことがあるはずです。
そこでこの記事では、みかんを食べ過ぎるとどのような問題が起こるのかについて解説します。
みかんの食べ過ぎで考えられる問題について
みかんは、栄養価が高い果物なので、たくさん食べることは健康に好影響はあるものの、問題などは起こらないと考える方が多いです。しかし結論から言うと、その考えは間違っていて、みかんは食べれば食べるだけ健康に良いというわけではなく、適切な量を食べることが大切なのです。
どのような食べ物でも同じですが、やはり食べ過ぎてしまうと、健康に悪影響が生じる可能性があります。ここでは、みかんの食べ過ぎで考えられる、健康上の悪影響についてご紹介します。
太るリスクがある
一つ目は、みかんの食べ過ぎは、太る要因になってしまうという点です。みかんのカロリーは、100gあたり49kcalで、リンゴ 53kcalやいちご 31kcalなど、他の果物と比較しても取り立てて高いわけではありません。
そのため、みかんは低カロリーかつ栄養価が高い高スペックな果物とみなされているのです。しかし、どのような食べ物であっても、食べ過ぎてしまうとカロリーの過剰摂取につながってしまうため、太るリスクとなります。
さらに、ミカンなどの果物は、食事として摂取するのではなく、デザートやおやつとして口にするケースが多く、ご飯のカロリーに加えて摂取することになるため、一日に必要なカロリーを超えてしまう要因になりやすいのです。
ビタミンC中毒
ビタミンCは、人の健康に重要な栄養素なので、出来るだけ多く摂取する方が良いというイメージがあると思います。しかし、人の健康に欠かせないビタミンCも、過剰摂取すると中毒症状が現れる可能性があるとされているのです。
ビタミンC中毒は、腹痛や吐気、下痢などの症状が出るとされるのですが、みかんをたくさん食べた次の日などに、下痢の症状が出た…という経験をしたことがあるという人は多いのではないでしょうか?ちなみに、ビタミンCについて、1日の適切な摂取量は1000mg未満とされています。
柑皮症(かんぴしょう)
「柑皮症(かんぴしょう)」については、あまり聞き馴染みがない…という方が多いと思います。しかし、この症状は、みかんの食べ過ぎで生じるもっとも有名な症状を指しています。
みかんを食べ過ぎると、手や顔の肌が黄色くなってしまうという話を耳にした経験があると思うのですが、実はこれが「柑皮症(かんぴしょう)」と呼ばれるものです。指が黄色く見える程度の場合、みかんの皮を剥くときに皮の色素が指に付着していると考えてしまう人が多いです。しかし、柑皮症は、みかんなどの柑橘類に含まれるカロチン(カロテン)という色素が顔の皮膚、手のひら、足の裏などに沈着し、黄色く見えるようになるというものなのです。つまり、みかんの食べ過ぎで生じる問題の一つです。
柑皮症の原因と対処法について
柑皮症は、カロチン(カロテン)の過剰摂取が主な原因となります。カロテンは、植物が保有する色素の一種で、特にみかんなどの黄色い果物や野菜に多く含まれています。
なお、カロテンは身体に悪影響を与えるものではなく、体内でビタミンAに変換され、夜盲症や皮膚乾燥症、動脈硬化を予防してくれるなど、非常にありがたい栄養素の一つです。ただし、どのような栄養素でも、過剰に摂取するのは良いとは言えず、カロテンの場合は柑皮症という症状が出てしまう訳です。
ちなみに、カロテンはみかん以外にもさまざまな食べ物に含まれています。特に、多く含む食べ物は以下のようなものなので、過剰に摂取しない方が良いでしょう。
- ・にんじん
- ・かぼちゃ
- ・さつまいも
- ・マンゴー
- ・スイートポテト
- ・とうもろこし
- ・ウニ
これからも分かるように、黄色やオレンジ色の食べ物は、カロテンを含んでいると考えて良いです。
柑皮症の対処法
みかんは、日本の冬の代表的な果物です。多くご家庭では、こたつの上にみかんを常備しているといった感じになっているため、ついついみかんを食べ過ぎてしまう…なんてことになりやすいです。それでは、みかんの食べ過ぎで柑皮症になってしまった時は、どのような対応をすれば良いのでしょうか?
柑皮症は、現在のところ特別な治療はありませんし、人の命にかかわるような問題でもないので、以下のような方法で徐々に直していくのが良いと思います。
- ・カロテンの摂取量を減らす
カロテンの摂取量を減らせば、徐々に黄色味が薄れていき、数カ月で通常の色に戻るはずです。つまり、みかんの季節が終わり食べなくなれば自然と改善されると思います。 - ・洗浄と冷却
清潔な冷水で洗浄することで症状が緩和されるとされています。
柑皮症は、みかんの色素であるカロテンの過剰摂取が原因で黄色くなっているだけです。つまり、みかんを食べなくなれば自然と症状が改善されるのです。ただ、カロテンを多く摂取したわけではないのに肌が黄色くなった…、みかんを食べなくなったのに黄色が収まらない…なんて場合は、病院に行った方が良いかもしれません。この場合は、他の病気も考えられます。
まとめ
今回は、日本の冬の代表的な果物であるみかんについて、みかんを食べ過ぎた時に生じる問題について解説しました。
記事内でご紹介しているように、みかんにはカロテンと呼ばれる栄養素が含まれていて、これを大量摂取することで肌が黄色くなるという症状が出てしまうのです。みかんが好きな人は、毎年冬になると、手や顔が黄色味を帯びてしまい、体に悪影響が出ているのかな…と不安に感じてしまう場合もあるかと思います。
しかし、この症状は柑皮症と呼ばれるもので、肌に色素が沈着してしまうのが要因です。基本的には、みかんの時期が終わりカロテンの過剰摂取がなくなれば元の色に戻っていくのでそこまで気にしなくても良いかもしれません。しかし、みかん尾食べ過ぎは、ビタミンC中毒による腹痛や、カロリーの過剰摂取によって太るなど、あまり良くない面もあるので、適切な量におさえるのがおすすめです。