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スイカの保存方法や日持ちをご紹介!スイカは丸ごと冷蔵庫で保存しても構わないものなの?
今回は、夏の果物の王様とも言えるスイカの保存方法についてご紹介したいと思います。
スイカは、水分が非常に多い果物で、立っているだけで大量の汗をかいてしまう夏場は、美味しいだけでなく水分を補給することができる食べ物として非常に重宝します。適度に冷やしたフルーツであれば、食欲が落ちている時でも食べやすいですし、スイカは表面にちょっと塩を振って食べると、さらに甘さを感じることができるなど、水分と塩分を一緒に補給できる果物としても非常にありがたい存在です。
ただ、スイカは、その他のフルーツと比較しても、一玉がとても大きいという特徴があり、どのような保存方法が正しいのか、また適切な保存をした場合、どの程度日持ちする物なの?と言った点に疑問を感じる方が多いです。スイカは冷やして食べるフルーツというイメージが強いことから、丸ごと冷蔵庫に入れておけば良いのかな…と考えられがちですが、実はスイカは寒さに弱い果物なので、長期保存を考えて冷蔵庫に入れるのは望ましくありません。
この記事では、スイカをできるだけ日持ちさせたいと考えている方に向け、適切な保存方法やどれぐらい日持ちするのかを解説します。
スイカはどれぐらい日持ちするのか?
まずは、スイカの保存期間について簡単に解説します。ただ、スーパーなどで販売されているスイカは、丸ごと販売されている物と、半分や1/4程度にカットしたものがあります。当然、カットしていない丸ごとのスイカの方が保存期間が長くなります。
一般的にですが、スイカは、正しい環境で保存していれば、カットしていないものであれば、2週間~1カ月程度は日持ちするとされています。「正しい環境で保存」という部分を疑問に感じる方がいるかもしれませんが、スイカの正しい保存環境は、以下のような条件です。
- ・冷蔵庫に入れない
- ・12度〜15度位の冷暗所
- ・カットせずに丸ごと保存
スイカは「冷蔵庫で保存する」というイメージが強いかもしれませんが、正しい保存方法は、12度〜15度位の冷暗所です。もちろん、一度カットしてしまうと、日持ちしなくなりますので、丸ごと保存している場合に限り、2週間以上日持ちさせることが可能です。夏場であれば、クーラーが効いていて、直射日光が当たらない場所が望ましいです。
スイカは、気温が高い夏に旬を迎える果物であることから、寒さに弱いという特徴があるのです。そのため、10度以下の冷蔵庫の中に入れて冷やし過ぎてしまうと、甘味が落ちてしまうのです。したがって、出来るだけ味を保ったままスイカを日持ちさせたい場合は、冷蔵庫ではなく、常温で涼しい場所を選びましょう。そして、食べる直前に冷蔵庫で冷やすと良いです。
保存方法別のスイカの日持ちについて
それでは次に、「カットしたスイカ」や「冷蔵庫で保存する」と言った感じに、保存方法を変えた場合、どれぐらい日持ちするのかについてもご紹介します。上述したように、スイカは、カットせず、丸ごとの状態で適切な条件を守って保存していれば、2週間~1カ月程度と、意外に日持ちする果物なのです。
それでは、それ以外の条件で保存した場合、どれぐらい日持ちする物なのでしょうか?以下で、いくつかの条件に分けて、スイカの保存可能期間をご紹介します。
冷蔵保存した場合のスイカの日持ち
スイカは、夏場の果物ですので、適切な温度帯を維持できるような冷暗所が見つからない家も少なくないでしょう。この場合、常温保存だと、30度近い温度帯で保存することになるため、傷むのが早くなってしまいます。したがって、そういったお宅に関しては、冷蔵庫に入れて保存すると良いでしょう。
スイカを冷蔵庫で保存する場合の日持ちの目安は、基本的に2~3日以内に食べきるのが望ましいです。上述しているように、スイカは寒さに弱いため、長期間冷蔵庫に入れて保存すると、甘さが感じられなくなってしまうのです。なお、スイカを冷蔵庫で保存する場合は、丸ごと新聞紙で包み、野菜室に入れて保存するようにしましょう。冷気が直接あたると、味が落ちてしまう可能性があります。
冷凍保存した場合のスイカの日持ち
丸ごとスイカを頂いたときなどは、家族構成によっては短期間に食べきるのが難しいケースもあります。この場合、食べきれない物を冷凍庫で保存すると良いでしょう。スイカは、冷凍保存すれば、1カ月程度日持ちさせることが可能です。ただ、スイカを丸ごと冷凍することは難しいので、以下の手順で冷凍保存すると良いです。
- ①スイカを1口サイズにカットする
- ②断面にある種を取り除く
- ③スイカを数個まとめてラップで包む
- ④ラップで包んだものを、保存袋または容器に入れ冷凍庫へ
上記の流れで冷凍保存すれば、1カ月程度は日持ちさせることが可能です。ただ、一度冷凍すると食感が悪くなりますので、食べる際は、細かく砕いてシャーベットとして食べる、スムージーやジュースにするといった工夫がおすすめです。
カットした場合のスイカの日持ち
最後は、カットした後のスイカの保存方法と、どれぐらい日持ちするのかについてです。スイカは、一玉だとかなりボリュームのある果物なので、スーパーなどではあらかじめカットした状態で販売されているのを見かける機会が多いと思います。そして、スーパーでスイカを購入する際は、ほとんどの場合、カットされたものを購入するのではないでしょうか?
当然、丸ごとのスイカとカットしたスイカであれば、後者の方が日持ちしなくなります。また、カット後のスイカは、常温保存ではなく、冷蔵庫での保存が望ましいです。というのも、カット後のスイカは、果肉が空気に触れてしまい、空気に触れている部分から劣化が早く進みます。そのため、カット後のスイカは、出来るだけ早く食べた方が良いとされるのです。
カット後のスイカは、ラップできちんと包み、冷蔵庫に入れて保存しましょう。ただ、冷蔵庫で保存した場合でも、2~3日程度しか日持ちしないので、出来るだけ早く食べきるのがおすすめです。
まとめ
今回は、夏の果物として有名なスイカについて、スイカの保存方法や日持ちについて解説しました。スイカは、冷蔵庫で保存するのが良いと考えられがちですが、夏の果物であることから低温を苦手とするので、冷蔵庫での保存は望ましくありません。何らかの理由で、すぐに食べられない場合は、12度〜15度位の冷暗所で丸ごと保存するのが良いです。この方法であれば、2週間~1カ月程度日持ちさせることができるとされています。
ただ、以下のような特徴を持つスイカの場合は、正しい保存方法を守ったとしても、2週間は日持ちしないと考えましょう。
- ・おヘソが大きい
- ・叩くと低い音がする
スイカのお尻にある茶色のヘソの部分が大きいものは、早めに食べるのがおすすめです。スイカは、熟すとヘソの部分が大きく広がっていきますので、購入した当初よりもヘソが大きくなっていれば、完熟のサインなので、早めに食べるのがおすすめです。また、スイカは鮮度を叩いて確認する方法があるのですが、叩いたときにボンボンと低い音がするようなら、熟しすぎている証拠です。この場合は、出来だけ早く食べた方が良いです。まだ熟れていないスイカの場合、叩いたときに、コンコンと高めの音が聞こえます。これが、スイカが熟して果肉が柔らかくなると、叩いたときの振動が果肉に響かずに鈍い音がするようになるのです。こういったスイカは、早めに食べましょう。