
さくらんぼの賞味期限と正しい保存方法について
多くの方は、甘くて美味しい果物は定期的に食べたい物と考えていると思います。昨今では、物価上昇の関係などもあり、日本人の果物消費量が減少傾向にあると言われていますが、これは何も果物嫌いの人が増えているわけではなく、食べたくても手を出しにくくなっているというのが要因と言われています。
ただ、価格が上昇していると言われる果物も、出荷量が増える旬の時期になると、スーパーなどでもお手頃価格で販売されるようになります。今年も4月に入りましたが、これからはさくらんぼなどがスーパーの店頭に並び、お子様に「食べたい!」とおねだりされる機会が増えてくるのではないでしょうか?果物の中でもさくらんぼは、可愛らしい見た目と爽やかな甘さを楽しむことができるため、幅広い年代の方から人気です。
ただ、さくらんぼは、多くの果実がパックに詰められた状態で販売されていることが多いため、一度に全部の実を食べきることが難しいという声を聞く機会が多いです。そして、食べきれなかったさくらんぼについて「何日ぐらい日持ちするの?」「正しい保存方法は?」という点に疑問を感じる方が多いようです。
そこでこの記事では、スーパーなどで購入できるさくらんぼについて、一般的な賞味期限や適切な保存方法について解説します。
さくらんぼの賞味期限(日持ち)について
それではまず、一般的なさくらんぼの日持ち(賞味期限)について解説します。もちろん、ここで紹介する日数は、あくまでも目安で、保存状況やさくらんぼの鮮度などによって、もう少し日持ちする場合もあります。
そもそも、果物には、収穫後に追熟するものと、樹上で完熟する果物が存在します。収穫後に追熟させる必要がある果物については、スーパーなどで購入して、家に持ち帰ってから数日間は適切な環境で保存します。そのため、果物の種類によっては、店頭で購入してから食べるまでに1週間程度の期間が空くものもあるのです。
それでは、さくらんぼについてはどうでしょうか?実は、さくらんぼは、樹上で完熟する果物で、収穫後に追熟させる期間は必要ありません。このタイプの果物については、収穫後、出来るだけ新鮮なうちに食べるのが望ましいとされていて、基本的には、スーパーなどで購入したら、その日のうちに食べきるのがおすすめなのです。
そうは言っても、さくらんぼは多数の果実がパック詰めで販売されているため、一度にすべての果実を食べきるのはなかなか難しいです。また決して安価な果物ではありませんし、可能であれば、数日間に分けてその美味しさを楽しみたいと考えるでしょう。では、さくらんぼは、どの程度日持ちする果物なのでしょうか?
実は、スーパーなどで販売されている果物については、既に収穫してから数日が経過しているため、美味しく食べられる期間が『3日』程度とされています。さくらんぼは、追熟しない果物なので、収穫した時点から徐々に劣化が進んでしまいます。したがって、さくらんぼを美味しく食べるには、出来るだけ早く食べきるように心がけ、最長でも3日以内に食べきるようにしましょう。
さくらんぼの保存方法について
それでは、さくらんぼの保存方法について解説します。食品の保存に関しては、ほとんどの方が「冷蔵庫に入れておけば良い」と考えているかと思います。しかし、果物の保存に関しては、冷蔵庫に入れるという保存方法が全てにおいて正しいわけではないのです。
果物の中には、冷蔵庫に入れて冷やし過ぎてしまうと、味が落ちてしまうものもありますし、追熟が進まなくて美味しく食べられなくなってしまう…なんてものもあるのです。ここでは、一般的な食品の保存方法である、常温と冷蔵、冷凍について解説します。
さくらんぼを常温保存する(基本は常温)
まずは、常温保存です。さくらんぼに限らず、ほとんどの果物の保存方法としては、「冷蔵が正しい」と考える人が多いと思います。しかし、さくらんぼの保存方法として、最も適切な方法は『常温』とされています。
というのも、さくらんぼは温度変化に非常に弱い果物なので、購入した時と比較して、暑すぎても寒すぎても劣化が早く進行してしまうのです。もともと、さくらんぼは、初夏を告げる果物というイメージが強いと思います。つまり、冷蔵庫の中のように、極端な低温環境は好ましくないと言えるのです。
スーパーなどで購入したさくらんぼを保管する際は、常温を基本として、直射日光が当たらない涼しい場所を選びましょう。ただ、ネット通販などでさくらんぼを購入した際は、クール便など冷蔵状態で送られてくるケースがあるのですが、この場合、温度変化を避けるため、冷蔵庫の野菜室などで保存しましょう。
さくらんぼの常温保存では、上記以外にもいくつかの注意点があります。以下のポイントに注意しながら、正しくさくらんぼを保存すると良いです。
- ・湿気に注意する
さくらんぼは、温度変化に弱いという性質があるのに加え、湿度変化にも注意が必要です。この点を無視すると、劣化が早く進む可能性があります。さくらんぼを常温保存する際は、ペーパータオルなどにくるんで、保存容器に入れて保管するようにしましょう。 - ・乾燥に注意する
さくらんぼは乾燥にも注意する必要があります。常温保存する際、エアコンの風が直接あたる場所で保管すると、早く傷んでしまう可能性があります。 - ・乾燥に注意する
さくらんぼの実は非常にデリケートなので、触る時は優しく触るようにしましょう。万一、さくらんぼの表面に傷などが入っているものがあった場合、その実に関しては、保存するのではなく、早めに食べた方が良いです。
さくらんぼは、上記に注意しながら常温で保存すると良いです。ただ、きちんと保存したとしても3日以内には食べきった方が良いです。
さくらんぼを冷蔵保存する
さくらんぼは、先ほどご紹介した通り、常温保存が基本となります。特に、スーパーなどで購入したさくらんぼの場合、常温環境に置かれているケースがほとんどなので、冷蔵庫には入れずに保管したほうが良いと考えましょう。
ただ、クール便など、低温環境で送られてくる場合があり、このケースでは冷蔵庫に入れて保存する方が温度変化の影響を受けにくくなります。なお、さくらんぼを冷蔵庫に入れる場合は、直接冷風が当たらないようにするためにも、ペーパータオルなどで包み、それを保存容器に入れてから冷蔵庫の中に入れるようにしましょう。さくらんぼを包むペーパータオルに関しては、二重にしておくことで、冷やし過ぎを防げるので、そういった工夫も行うと良いです。
ちなみに、冷蔵庫に野菜室がついている場合は、野菜室に入れておく方が良いです。注意が必要なのは、「冷蔵保存すると保存期間が伸びる」と考えられがちなのですが、さくらんぼに関しては、冷蔵庫で保存しても常温と同様に3日程度で食べきるのがおすすめです。
さくらんぼを冷凍保存する
なんらかの理由で、傷むまでに食べきることが難しい…という場合は、冷凍保存することも可能です。ただ、冷凍保存の場合、生のさくらんぼの食感が失われてしまうので、その点は注意しましょう。
冷凍保存する際は、さくらんぼを軽く水洗いして、表面の水分をしっかりと拭き取りましょう。なお、さくらんぼの実はデリケートなので、水気を拭き取る際も優しく触れてください。水気をしっかりと拭き取ったら、ポリ袋の中に入れ、空気をしっかりと抜いたうえで密閉しましょう。
この状態で冷凍庫で保存すれば、1カ月程度なら保存可能です。食べる際は、常温で数分間おき、シャーベット状で食べると良いです。
まとめ
今回は、初夏の果物として有名なさくらんぼについて、正しい保存方法や日持ちを解説しました。
さくらんぼに限らず、果物の保存に関しては、冷蔵庫の中で保存するのが一番と考えている方が多いです。しかし、さくらんぼは温度変化に弱いという特性があるため、スーパーなど、常温状態で販売されていたさくらんぼなら、常温で保存する方が良いのです。冷蔵庫に入れたとしても、保存期間が長くなるわけではありませんし、どちらにせよなるべく早く食べた方が良いと考えてください。なお、果物は少し冷やした状態の方が美味しく感じるという方も多いと思いますので、その場合は、食べる直前に冷蔵庫で冷やすと良いでしょう。
ちなみに、さくらんぼの保存期限は約3日とご紹介していますが、以下のような状態になっているさくらんぼは、保存を考えずに早く食べた方が良いです。
- ・実の一部が柔らかくなっている
- ・実が割れている
- ・ヘタが変色している
上記のようなさくらんぼは、想像以上に傷むのが早いので、先に食べるようにしましょう。