皆さんは、普段フルーツはどこで購入しているでしょうか？フルーツは、栄養素が豊富に含まれているだけでなく、子供のおやつにもなることから、その他の食品と比べても購入する頻度が高いという方が多いです。ただ、ほとんどの方がフルーツを購入するのは、身近にあるスーパーで販売されている物なのではないでしょうか？そして、さまざまな面で物価高が問題視されている昨今では、美味しいフルーツの価格も高騰していて、なかなか気軽に手に取ることができなくなってきた…なんてことに悩む方も多いはずです。

それでは、お子様も大好きな美味しいフルーツについて、出来るだけ安く購入する方法はないのでしょうか？実は、皆さんが普段食べているフルーツは、ちょっとした工夫を取り入れることで、スーパーなどで購入するよりも安く手に入れることができるのです。もちろん、安いからと言って味が悪くなるようなこともなく、それどころかスーパーで手に入れられる物よりも美味しく食べられるフルーツも多いです。

そこでこの記事では、毎日フルーツを食べたいと考えている方に向け、出来るだけ安く購入するための工夫をいくつかご紹介します。

フルーツを安く購入する方法とは？

それでは、フルーツをできるだけ安く購入するための方法をいくつかご紹介していきます。一般的には、近所のスーパーや八百屋さんなど購入する方が多いと思うのですが、フルーツの価格も最近は高騰していて、なかなか手が出せなくなってきた…なんて声を耳にする機会が増えています。ガソリンなどの燃料費の高騰や、電気などの光熱費の高騰は、フルーツの栽培だけでなく、輸送や店舗での販売にかかる経費に大きな影響を与えていますので、一昔前と比較すると確実に販売価格が高くなっていると思います。

それでは、毎日食べることで健康などにも好影響を与えてくれると言われるフルーツについて、身近なスーパーなどよりも安く手に入れるにはどうすれば良いのでしょうか？ここでは、代表的な節約方法をいくつかご紹介します。

訳あり・規格外のフルーツを購入する

一つ目の方法は、「訳あり品」や「規格外品」として販売されているフルーツを購入するという方法です。一般のスーパーなどではこういった商品は販売されていない点は注意しましょう。

フルーツは、栽培時に虫や傷がつきやすいという特徴があります。したがって、生産過程で、スーパーなどに向けて集荷できる正規品の基準に満たない「訳あり品」や「規格外品」がたくさん生じます。実は、このような訳あり品や規格外品は、見た目上の問題はあるものの、食べた時の味や含まれている栄養素については、正規品と何ら変わらないものがほとんどなのです。

それでは、こういった訳あり品などは、どういった対応がなされているのでしょうか？これについては、フルーツを栽培している農園によって取り扱いが変わってしまうのですが、正規品以外はそのまま廃棄する農園は少なくなっています。例えば、規格を外れたフルーツについては、ドライフルーツやジャムなどに加工して、加工食品として出荷する農園は多くなっています。

そしてさらに、農園内に直売所を設けている場所や道の駅などと取り引きのある農園、通販サイトを運営している農園などでは、訳あり品や規格外品を正規品よりもかなり値段を抑えて販売している場合があるのです。そのため、フルーツの形や多少の傷、大きさなどにこだわりがないという方であれば、正規品と同とレベルの美味しさを保ったフルーツを、かなり安い値段で購入することが可能です。最近では、通販サイトなどで、訳あり商品を箱買いできるようなサイトも登場していますので、そういった場所で購入すれば、出費を抑えながら美味しいフルーツを手に入れることが可能です。ちなみに、農園の直売所や農園が直接運営するwebサイトなどで購入することができれば、規格外品とは言え新鮮なフルーツを購入できますので、スーパーなどで購入するよりも美味しいものが手に入るかもしれませんよ。

デメリットとしては、訳あり品は「いつ？」「どれぐらいの量が出るのか？」が分からないため、個別のフルーツを販売するのではなく、いろいろな種類の規格外果物をまとめて販売する形式が多いです。したがって、「リンゴが好きだからリンゴだけ」「ぶどうを食べたい」など、特定のフルーツの規格外品だけを購入するのは難しい場合があります。

> 楽天の「訳あり」フルーツ

フルーツのサブスク（定期便）サービスを利用する

二つ目は、フルーツのサブスクリプションサービスを活用するという方法です。サブスクと聞くと、音楽や動画のためのサービスのように感じますが、実は野菜や果物などの生鮮食品の定期便サービスが急増しているのです。

農園からすると、栽培したフルーツや野菜について、購入してもらえる量の見通しをあらかじめ立てておくことができるため、事業の運営がしやすくことが期待でき、通常よりも安価に設定することが可能なのです。更に、スーパーなどの小売店を挟まず、農園から直送するという仕組みになっている場合が多く、中間マージンが発生しないことも価格が安い理由の一つになるでしょう。

最近では、産地直送の定期便をまとめたwebサイトなども登場していますので、一度確認してみるのをおすすめします。スーパーなどで購入することと比較すると、圧倒的に新鮮なフルーツを安く購入できる価格設定になっています。

> オンライン直売所「食べチョク」

農園の直売所で購入する

規格外品ではないフルーツを安く購入したいと考える場合、スーパーではなく農園の直売所に足を運ぶのがおすすめです。フルーツなどを栽培する農園の多くは、直売所を構えていて、そこで新鮮なフルーツを販売しています。当然、卸売業者や小売店の利益が乗らない状態で販売されていますので、スーパーなどで購入するよりもかなり安価な価格設定になっています。

さらに、農園の直売所で購入すれば、美味しい食べ方や、食べごろの見分け方などを直接農園のスタッフさんに教えてもらうことができます。キウイなど、収穫後に追熟させる必要があるフルーツについては、「どのような状態が一番美味しいのだろう？」ということに迷う方も少なくありません。直売所に足を運べば、その辺りのことも丁寧に教えてもらうことが出来ますので、購入したフルーツを最も美味しい状態で食べることができるようになります。

デメリットとしては、近くに農園が無い方の場合、難しい方法である、移動の手間や時間がかかるなどといった点でしょう。

ふるさと納税を利用する

この方法は既に利用している方は多いかもしれませんね。ふるさと納税の仕組みについては、長くなるのでここでは解説しませんが、各地方特産のフルーツをお得に手に入れることを考えると、非常に有効な方法と言えます。

ただ、ふるさと納税で手に入るフルーツについては、スーパーなどで販売されるような大衆フルーツではありません。基本的には、贈答品などにも用いられる高級フルーツをふるさと納税の返納品にできるといった感じですので、普段食べる用のフルーツを手に入れるための方法としては使えないかもしれませんね。ただ、贈答用の高級で美味しいフルーツをお得に食べられるためオススメではありますよ。

> ふるさと納税の仕組み

農園が運営する通販サイトで購入する

普段食べる用のフルーツを安く購入するのであれば、農園が運営する通販サイトを利用するのがおすすめです。通販サイトは、直売所と扱いが同じですので、中間マージンが発生しない分、スーパーなどよりも安価に販売されています。農園の中には、規格外品の販売も行っているケースもありますので、とんでもなく安い値段でフルーツを手に入れることが可能です。自宅の近くに、農園の直売所がないという方の場合は、通販サイトを利用すると良いのではないでしょうか？

なお、通販で購入する場合、送料の取り扱いに注意しなければいけません。多くの場合、ある程度の金額以上購入することで、送料が無料になるといったシステムになっています。つまり、スーパーでフルーツを手に取るように「リンゴを一個」「ぶどうを一房」と言った購入の仕方だと、送料が上乗せされることで、普段よりも高くなってしまう場合があるのです。そのため、農園の通販サイトでフルーツを購入する際には、ある程度の量をまとめて購入する必要があり、全てを最も美味しい状態で食べられなくなる可能性が生じます。この対策としては、ご近所さんに声をかけて、数家分のフルーツを一緒に購入して、届いた後に分けるなどと言った方法がおすすめです。

通販であれば、重たいフルーツをスーパーなどから持ち帰る手間もなく、まとめて購入すれば、送料もかからないので、お得に購入することができるようになります。

【番外編】自分で栽培する

最後は、「購入する」のとは違いますが、近年人気の方法なのでご紹介します。簡単に言うと、好きなフルーツ、頻繁に食べたいフルーツを家庭菜園で作るという対策です。

フルーツの栽培は、非常に難しいというイメージがあるかもしれませんが、実は、フルーツの中には家庭菜園でプランター栽培が可能な物も少なくないのです。例えば、イチゴなどは、あまり手間もかからず、素人の方でも簡単に栽培できるフルーツとして有名です。

家庭菜園で自分フルーツを作れば、お金をかけずに美味しいフルーツが食べられるので、挑戦してみても良いのではないでしょうか？お子様の教育にも持ってこいだと思いますよ。

関連：ベランダで家庭菜園に挑戦！プランターでも栽培できる育てやすい果物をご紹介します

まとめ

今回は、スーパーや八百屋さんなど、身近な店舗でフルーツを購入するのと比較して、より安くフルーツを入手できる方法について解説しました。普段食べるフルーツについては、スーパーなどに買い物に行ったついでに、果物コーナーで販売されている物を購入する方がほとんどだと思います。スーパーなどでは、季節に合わせて旬のフルーツが店頭に並ぶようになっていますので、「フルーツを手に入れることができない…」なんて状況になることは基本ありません。しかし、近年では、さまざまな面で物価の高騰が続いていて、果物などの生鮮食品の価格も上昇していると言われます。果物は、子供のおやつとして出せば、美味しいだけでなくさまざまな栄養素を摂取出来ます。しかし、昨今の価格高騰により、気軽におやつとしてフルーツを出すのがなかなか難しくなったと悩む方も多いようですね。

記事内では、スーパーなどで購入するよりもかなり安価に新鮮なフルーツを手に入れる方法をご紹介しています。特に、訳あり品や規格外品は、正規品の大きさを多少外れているだけ、表面に傷がついているだけで、信じられないほど安い価格で販売されているのです。そして、味や栄養素に関しては、正規品と何ら変わらないものばかりなので、近くに果物の栽培を行っている農園があれば、直売所に規格外品が販売されていないか、覗いてみるのをおすすめします。

なお、田中ぶどう園では、ぶどうやみかん、柿にキウイなどの栽培を行っています。河内長野市の山奥ですが、直売所も運営していますので、新鮮でおいしいフルーツを安く買いたいとお考えなら、是非一度足を運んでみてください！