
田中ぶどう園の直販サイトで、2024年度新鮮ぶどうの受付を開始しました。 現在、予約受付中で、 2024年の発送は8月下旬(お盆過ぎ)からとなります。 お盆の時期に発送を希望の方はお電話などでお問い合わせください。農園直送の新鮮ぶどうの購入は、以下サイトからお願いします。

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桃の「熟れている」サインをご紹介!食べごろの完熟桃を見分ける方法
今回は、果物の中でも人気の高い桃について、食べごろ状態になっているのかどうかを見極めるためのポイントについて解説します。
桃は、いちごや梨と並んで、日本人が好きな果物ランキングで常にトップ争いをするほどの人気を誇っています。桃が旬の時期を迎えると、スーパーの果物コーナーなどにズラリと桃がならび、ついつい手が出てしまうという方は非常に多いのではないでしょうか?
ただ、多くの方から人気の桃ですが、パッと見ただけでは「熟れているか?まだ未熟か?」の見分けが難しい…と言う声を聞く機会が多いです。桃は、追熟する果物で、完熟した時には実が柔らかくなるという特徴があるため、市場に流通している状態の桃はまだ未熟な状態の物がほとんどです。そのため、購入後に追熟させてから頃合いを見て食べるのが良いとされています。しかし、どの状態になれば食べごろなのかがわからず、困ってしまった…と言う経験をしたことがある人は多いのです。
そこでこの記事では、桃が熟れて完熟状態を向かえた時のサインについて解説します。
桃の基礎知識と追熟を進める方法
桃は、スイカやぶどうと並んで、夏を彩る美味しい果物として親しまれています。一般的には、7月から8月にかけてが旬と、初夏の時期が最盛期となります。旬の時期の桃は、非常に糖度が高く、肉厚で芳醇な味わいを楽しむことができます。
なお、一口に桃と言ってもさまざまな品種が存在します。桃は、大きく分けると「白桃」と「黄桃」の2種類が存在していて、それぞれに異なる特徴を持っているのです。白桃は、その名称通り、果肉が白く桃で、このタイプは繊細な甘さと強い香りを楽しむことができます。一方、黄桃はと言うと、果肉が黄色で、白桃と比較すると酸味があるため、さっぱりと爽やかな味わいを楽しむことができます。
食べ方としては、白桃は、皮を剥いてそのまま食べるのが適しているとされますが、黄桃は缶詰やデザートなど、加工用として利用されることが多いです。黄桃は、酸味もある果物なので、シロップ漬けの缶詰にも適した果物になり、生のまま食べる白桃よりも缶詰の黄桃の方が好みと言う方も少なくありません。
桃の追熟について
先程ご紹介したように、桃は収穫後に追熟する果物です。市場に流通している桃は、運搬の際の衝撃などで果実が傷まないよう、完熟手前の状態となっています。スーパーなどの店頭に並んでいる桃も、まだ完熟している状態ではなく、購入後に追熟させてから食べると本来の桃の美味しさを楽しむことができるのです。それでは、桃の追熟はどのようにして進めれば良いのでしょうか?食品を長持ちさせるには、冷蔵庫など、低温状態での保管が適しているとされますが、未熟な桃をそのまま冷蔵庫に入れた場合、追熟が進まず、美味しい状態にならないので注意しましょう。
桃を追熟させたい場合、以下の二つの方法を試してみましょう。
- ・桃を室温で追熟させる
桃は、気温の高い夏場の果物なので、冷蔵庫の中など、低温状態になると追熟が止まります。したがって、基本的には常温状態で追熟させると良いです。常温で追熟させる場合、新聞紙やキッチンペーパーなどで桃を包み、表面が触れるようにしてください。そしてそこに、りんごやバナナなど、エチレンガスを発生させる果物と一緒にポリ袋に入れておくと、エチレンガスの作用により追熟が進みます。 - ・冷蔵庫を使って追熟させる
桃の追熟は冷蔵庫をうまく利用する方法もあります。先ほど紹介したように、冷蔵庫に入れっぱなしにした場合、常に低温環境に置かれるため追熟は進みません。冷蔵庫を活用して追熟を進めるには、冷蔵庫で一度冷やした桃を常温に戻すという行為を行うのが良いのです。これは、冷えた桃が常温環境に置かれると、果実がその温度に戻る際に追熟が進むという作用を活用した方法です。
桃の追熟は、上記のどちらかの方法で行うと良いです。追熟が進んだ桃は、徐々に皮が柔らかくなり、香りが立ってきます。下で紹介する完熟のサインを見極め、美味しい状態で食べると良いでしょう。
桃が完熟した時に生じるサインについて
それでは、食べごろを向かえた桃に生じるサインをご紹介していきます。スーパーなどで桃を購入した際には、上で紹介した方法で追熟を進め、以下のようなサインが出た時に食べると良いでしょう。
なお、桃は少し冷やした状態で食べるのがおすすめなので、完熟した桃は食べる数時間前に冷蔵庫に入れ、冷やしてから食べると良いでしょう。
果皮の色で見分ける
桃の熟度を見極める方法として最もわかりやすいのが果皮の色の変化です。目で見た情報で確認できるため、誰でも直感的に判断できるようになります。
桃は、総じて果皮が深いピンク色になっていくほど熟度が進んでいることを示しています。桃の種類によっては黄色味が濃くなるものもあるのですが、黄色い部分が多くみられる桃も熟度が増している証拠です。その逆に、全体的に緑色を帯びている桃は、まだ未熟な状態なので、追熟が必要です。
なお、桃の色による判断については、種類によっても違いがあるので注意しましょう。白桃の場合は、鮮やかなピンク色が全体的に広がったら熟しているサインです。黄桃の場合は、果肉が透き通るほど黄色くなっているものが完熟のサインです。
硬さで見分ける
二つ目のポイントは、手で触った時の感触で見分けるという方法です。なお、桃の硬さをチェックする際、指で一箇所を強く押すといった方法はNGです。感触を確かめる時は、手で軽く包み込むように持ち、指で優しく押す程度にしましょう。そしてその時の感触によって、以下のような判断ができます。
- ・硬いと感じる:まだ未熟で、食べごろではありません
- ・多少柔らかさを感じる:食べごろ一歩手前です。もう少し追熟させると良い
- ・軽くへこむ程度で柔らかい:完熟しているサインです
桃は、お尻からヘタにかけて順番に熟していく果物です。したがって、固さの確認をしたい時にはヘタ周辺で試してみると良いです。ヘタのあたりを軽く押した時、柔らかさを感じるなら完熟している証拠なので、少し冷やして食べると良いでしょう。
なお、柔らかいと言っても、少し押しただけで果肉が溶けだしてくる…などと言った状態にまで達しているものは腐っています。
香りで見分ける
桃の熟度を見分けるポイントとしては、香りで判断するという方法もあります。他の果物も同様ですが、桃は熟度が増していくと独特の甘い香りを放つようになります。未熟な状態の桃の場合、この香りがあまりしないので、部屋の中に入った時、桃の香りを感じるようになった…と言う場合は、熟していると考えても良いです。ただ、余りに強い香りは、過熟の可能性があるので注意しましょう。
香りを使って桃の熟度をチェックする際には、桃の上部のヘタ辺りを小まめに嗅いでみると良いです。桃は、ヘタ周辺から強く香りが出るため、追熟させ始めたら、小まめに確認すると良いでしょう。ヘタ周りを嗅いだ時、甘くて豊かな香りを感じたら食べごろのサインです。
まとめ
今回は、果物の中でもトップクラスの人気を誇っている桃について、食べごろを向かえているかどうかを見極めるためのポイントについて解説しました。
記事内でご紹介したように、桃は果皮の色や持った時の感触、桃から出る香りで完熟したかどうかを判断することが可能です。なお、スーパーなどで販売されている桃は、運搬の際に傷まないようにするため、未熟な状態の物が並んでいます。したがって、購入した桃を最も美味しい状態で食べるには、すぐに冷蔵庫にれるのではなく、完熟状態になるまでは常温で追熟させる必要あgあると考えてください。