さまざまある果物の中でも、常にトップ争いをするといっても良いほどの人気を誇るのが桃です。桃は、7月~8月頃が旬と、初夏を彩る代表的な果物で、その甘さとジューシーさから多くの人に愛される果物となっています。なお、最近では、ハウス栽培なども盛んになっており、早世種であれば5月頃から出回り始め、晩生種は9~10月ごろに収穫されるなど、長い期間楽しめるようになっています。

そんな桃ですが、自分が楽しむためだけに好まれるのではなく、お中元など夏のギフトとしても非常に高い人気を誇っています。ただ、お中元として桃を注文する際には、どれを選べば送った人に喜ばれるのかがいまいち分からない…という声を聞く機会も多いです。昨今では、インターネット上の通販サイトで注文すれば、そのままお中元として相手先に届けてくれるなど、贈り物も手間なくできるようになっています。しかし、ネットで桃を購入する際は、実物を見ることができないため、高品質な桃をどうやって選べば良いのか迷ってしまう人が多いのです。

そこでこの記事では、桃を選ぶときのポイントの一つとなる、桃の等級などについて解説します。記事内では、自分が食べるためスーパーなどで桃を選ぶ際のポイントもご紹介します。

桃の等級と糖度について

通販サイトで桃を選んでいる際には、等級表示や糖度が記載されているのを見かけ、これが何を意味するのか知りたいと感じることが多いと思います。桃の等級については「特秀品」や「秀品」などと記載されているのですが、この等級の意味が理解できない人は選びようがありませんよね。

そこでここでは、桃を選ぶときのポイントとなる等級や糖度について解説します。

桃の等級ついて

まずは桃の等級についてです。ネット通販サイトなどでは、商品名の欄などに記載されている場合が多いです。

桃の等級については、果実の状態や大きさ、品質に基づいて定められた優劣を表す指標のような物と考えてください。桃の等級を表す場合、「特秀品」「秀品」「優品」「良品」といった記載がなされていて、等級によって桃の果実の色合いや形状、糖度などを総合的に判断し、品質を示す形となっています。なお、桃の等級の中では、「特秀品」が最も高品質ということを示しています。

桃の等級に関して、もう少し詳しくどのような状態を指しているのかご紹介します。なお、以下はあくまでも参考として考えてください。桃の等級付けについては、産地や品種ごとにその規格が独自に設定されているため、以下で紹介する内容とは少しずれている場合もあります。

  • 特秀品
    特秀品は、糖度が高く、果実の色合いや形状が優れているものにつけられます
  • 秀品
    ある程度の糖度を持ち、果実の色合いや形状が良好なものは「秀品」と位置付けられます
  • 優品
    味(糖度など)は一定以上の基準を満たしているものの、形状などに難ありと判断されるものが「優品」となります

桃の等級は、上記のような感じで決められています。当然、等級が高いものほど高値が付くのですが、美味しい桃を選びたいと考えた時には、大きな判断材料となるので、ぜひ等級のつけ方を覚えておきましょう。

桃の糖度ついて

次は桃の糖度についてです。糖度については、ある程度イメージできるかと思いますが、桃の甘さを数値で表したものと考えていただければ良いかと思います。糖度は甘さの指標となるため、果物の品質評価の面では、非常に重要な要素となります。

糖度は、果物中に含まれている糖分の割合を%で表します。例えば、「糖度10度」という表記がなされた桃の場合、その桃は糖分濃度が10%であることを示しています。ちなみに、一般的な桃の糖度は10度前後となります。ただ、昨今では、品種改良や栽培方法の工夫などによりかなり高い糖度を持つ品種も登場しています。

例えば、桃の産地として全国的に有名な山梨県では、収穫した桃を共選所の糖度センサーで等級付けを行います。そして、中でも糖度13度をクリアした高い糖度を持つものは「信玄」の名前を冠して「信玄桃」として出荷されているのです。また、桃の中でも果皮が黄色に色づく『黄金桃』に関しては、なんと糖度が15度を超える物もあります。

なお、果物における糖度に関しては、これが高いからといって必ずしも甘いとは限らな点に注意が必要です。果物の甘さは、糖度だけでなく、酸味や風味などが影響を与えるため、同じ糖度でも甘さの感じ方に違いがあります。

桃の等級と糖度について

それでは最後に、スーパーなどで自分用の桃を購入する際、出来るだけ美味しいと予想される桃を選ぶためのポイントをご紹介します。桃を選ぶときには、以下の点を確認しながら選ぶと良いです。

  • 色や形
    桃は、外見から味の良し悪しを予想することが可能とされています。桃は食べごろをむかえるにつれて赤く(品種によっては赤くならないものも)色づくのですが、赤みがかりが均一に全体に広がっているものが良いとされます。また、形状については、丸みを帯びていてくぼみなどが少ないものが良いとされます。
  • 香りや手触り
    熟した桃は、独特の甘い香りがたってきます。つまり、桃から甘い香りが漂ってくるものほど新鮮でおいしいと考えられます。また、持った時、硬いや柔らかすぎるといった感じがなく、適度な弾力を持つものを選びましょう。
  • 等級、糖度
    桃の等級は品質を表す、糖度は甘さを示す指標と紹介しましたね。したがって、桃を選ぶときには、等級が高く、糖度が高いものを選ぶと良いです。

スーパーなどで桃を選ぶ際には、上記のようなポイントに着目し、美味しいと予想できるものを選ぶと良いでしょう。

まとめ

今回は、桃を選ぶときの大きな判断材料となる桃の等級などについて解説しました。お中元として桃を送る際には、ネットで注文して、農園からそのまま発送されるのが一般的です。そのため、送り主となる方は実物を確認する事ができないわけです。

当然、このような場合でも、出来るだけ喜ばれる美味しい桃を送りたいと考えますよね。そして、ネットで美味しい桃かどうかを見分けるポイントとなるので、等級なのです。夏場の贈り物としては、桃が非常に喜ばれるので、等級が何を意味するのかは覚えておきましょう。