田中ぶどう園の直販サイトで、2024年度新鮮ぶどうの受付を開始しました。 現在、予約受付中で、 2024年の発送は8月下旬(お盆過ぎ)からとなります。 お盆の時期に発送を希望の方はお電話などでお問い合わせください。農園直送の新鮮ぶどうの購入は、以下サイトからお願いします。
※2024年は、田中ぶどう園でのぶどう狩りは開催いたしません。
家庭菜園の虫よけ対策をご紹介!虫よけに酢が使えるってホント?
今回は、自宅で家庭菜園を考えている方に向け、絶対におさえておきたい虫よけについて解説します。近年では、マンションやアパートなど、集合住宅で生活している方でも、プランターを使ってベランダで野菜を育てているなんて方が増えています。野菜や果物は、大きな畑がないと育てられないと考える人が多いのですが、現在では大型のプランターも販売されていますし、小規模の家庭菜園でも植物に十分な栄養を与えられる土や肥料が簡単に手に入ることから、ベランダなどで気軽に家庭菜園を楽しめるようになっているのです。
しかし、家庭菜園は、美味しい野菜や果物が収穫できるというメリット面ばかりに着目してはいけません。というのも、自宅で植物を育てるということは、それを餌とする害虫や害獣を引き寄せることにもなりますので、なんの対策もしていなければベランダが虫だらけになってしまう…なんてことも考えられるのです。戸建て住宅であれば、多少の虫は我慢できますが、これが集合住宅になると、近隣トラブルに発展する恐れもあります。したがって、家庭菜園をお考えなら、併せて「虫よけはどうすれば良いのか?」も考慮しておかなければならないのです。
そこでこの記事では、これから家庭菜園に挑戦してみようとお考えの方に向け、効果的な虫よけ方法をご紹介します。ベランダで野菜を育てるなら「酢」が虫よけになると聞いたことがある人も多いと思います。しかし、その他にも虫よけ方法はありますし、虫の種類によって適切な方法が変わるため、しっかりと知識として押さえておきましょう。
家庭菜園で虫が発生する理由とは?
それではまず、ベランダなどで家庭菜園を行っている時、病害虫が発生してしまう理由について解説します。家庭菜園で野菜を育てている時に害虫が発生するのは、虫が発生しやすい環境を作ってしまっているからです。もちろん、虫は植物の葉などをエサとするわけですので、「虫が付きやすい環境になるのは仕方ないのでは?」と考えてしまうことでしょう。しかし、この認識は間違っていて、家庭菜園が虫に適した環境になるのは、育て方が間違っている場合が多いです。
そもそも、植物に害虫が付くなど、虫が発生しやすくなる環境は、以下の条件を満たしている状況です。
- ・日当たりや風通しが悪い
- ・湿度が高い
このような状況は、植物を育てるのには合わない環境なのですが、家庭菜園初心者の方の場合、このような環境になってしまいがちで、その結果、虫が異常発生してしまう…なんてことになりやすいのです。上記のような、植物を育てるのに適していない環境になってしまうと、育てている野菜などの植物が弱ってしまいます。そうした野菜などは、虫への抵抗力が弱まり、病気や虫が付きやすくなるという弊害が出るのです。
家庭菜園初心者の方にありがちなのが、良かれと思って「水や肥料を与えすぎる」という失敗です。このような状況になると、根腐れや肥料焼けが起こり、植物は病気にかかりやすくなるのです。一般的に、水や肥料はたくさん与えた方が良く育つというイメージがありますが、与えすぎは逆効果になり、虫が発生しやすい環境を作ってしまうので注意しましょう。水の与えすぎは、カビの発生を招いたり、肥料により土の栄養素が偏ることで特定の害虫が発生しやすくなります。
家庭菜園の虫よけは「虫の発生を防ぐ環境づくり」が重要
家庭菜園で虫の発生に悩んでいるという方がいれば、上で紹介したような「虫が発生しやすい環境」になっていないかを確認してみましょう。水の与えすぎで湿気が高くなっている、さらに風通しが悪い場所にプランターを置き、湿気がこもるといった環境になっていれば、どうしても虫が発生しやすくなります。
つまり、家庭菜園における防虫対策では、薬剤などにより虫をやっつける前に、虫が発生しにくい環境を作るということが何よりも重要になってくるのです。それでは、虫が発生しにくい環境とは、どのような環境を言うのでしょうか?以下でそのポイントをご紹介します。
- ・日当たりが良い
植物は光を受けて光合成することで成長します。したがって、日当たりが良くしっかりと光合成できる環境になれば、元気いっぱいとなり虫への抵抗力が高くなるのです。 - ・風通しが良い
上述したように、虫は湿気がこもった場所を好むものが多いです。したがって、その逆に風通しを良くして湿気を逃がせば虫が発生しにくくなります。 - ・水はけのよいプランターを使う
虫は高温多湿の場所を好みます。水はけの悪いプランターは、水を与えた後、プランター内が高温多湿になります。その逆に水はけが良いものは、高温多湿な環境を防止するため、虫が発生しにくくなります。
ベランダなどで家庭菜園を楽しむ場合、最低限の工夫として、上記のような点に着目してください。その上で、下で紹介する防虫対策を併用するとなお良いです。
家庭菜園で有効な防虫対策について
それでは、家庭菜園を楽しむ際、出来るだけ虫の発生に悩まなくても良いよう、効果的な防虫対策についてもご紹介します。家庭菜園での防虫対策では、「お酢を使う…」と言った方法を耳にしたことがある人も多いと思いますが、その他にもたくさんの方法がありますので、ここで代表的な防虫対策をご紹介します。
防虫スプレーなどの薬剤
ベランダ菜園での虫よけと聞いて、真っ先に思い浮かぶのは市販の防虫スプレーを利用する方法だと思います。ちなみに、その考えは正しいです。
現在では、ホームセンターなどで効果の高い防虫スプレーが安価に販売されています。市販の防虫剤は、パッケージなどに使い方もきちんと説明してくれていますので、その指示通りに利用すれば、効果的な対策になると思います。
なお、市販の防虫剤はさまざまなタイプがあり、防止できる虫の種類が違うので、適切なものを購入しましょう。どれが良いのかよくわからない…という場合、店舗のスタッフさんに相談すれば適切なアドバイスをしてくれるはずです。まずは、近くのホームセンターなどに足を運んでみましょう。
防虫ネットを利用する
野菜など、家族が口に入れる植物を育てている場合、薬剤を利用した防虫に抵抗を感じてしまう…という方も少なくありません。その場合は、プランターを覆うことで虫よけをする防虫ネットを活用するのがおすすめです。
水やりなど、植物の管理の際には、その都度外す手間が生じますが、薬剤を利用せずに大きな虫の侵入を防ぐことができます。ちなみに、市販の防虫スプレーなどの薬剤については、適切な利用方法をしている限り、人体に悪影響を与える心配はありません。
お酢を利用する
上でも少し触れていますが、家庭菜園の虫よけでは料理に利用するお酢を活用することが可能なのです。お酢と虫よけと聞くと、何の関連性も無いように思えますが、実はアオムシやアブラムシなどの害虫対策として非常に効果的とされているのです。お家にあるお酢と水を混ぜるだけで安全で安価な防虫剤として利用できるので、ぜひ試してみてはいかがでしょう。
お酢を使った防虫スプレーは、「水3:お酢1」の割合で薄めれば完成です。100円均一などでスプレーボトルを購入し、育てている野菜などに吹きかければOKです。なお、お酢のかけすぎは茎や葉が傷んでしまう原因となるので、植物の様子をきちんと確認しながらかけてください。
虫が嫌う「ハーブ」を植える
家庭菜園での虫よけでは、ハーブを育てるという方法も有名です。実は、ハーブの中には虫が嫌う臭いを放つものがあるので、それらを近くで育てているだけで、野菜が虫から守れるようになるのです。殺虫剤や防虫剤は、「口に入れる野菜だし、成分が心配…」などというイメージを持つ方も多いですし、そういった方は同じ植物であるハーブを使って虫よけをすると良いでしょう。
ハーブは、人にとっては癒しになる良い香りを放ちますので、人にとってはリラックス空間となるなど、一石二鳥の防虫対策となります。注意が必要なのは、ハーブは非常に繁殖力が強いので、しっかりと管理をしなければ、家庭菜園がハーブだらけになってしまう恐れがあります。
まとめ
今回は、自宅で家庭菜園を楽しみたいと考えている方に向け、効果的な虫除け対策について解説しました。自宅で植物を育てるということは、それを餌とする虫を引き寄せてしまう可能性が生じます。虫は、何もしていなくても寄ってきてしまうものですし、エサや繁殖に利用可能な野菜があれば、より多くの虫が寄ってきてしまう可能性があるのです。
記事内では、いくつかの虫よけ対策をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。