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梨の正しい保存方法とは?りんごと違ってあまり日持ちしないので注意!
今回は、秋の味覚の中でもトップクラスの人気を誇る梨について、出来るだけ長く日持ちさせるための保存方法について解説します。
梨は、豊富な水分を誇っていて非常に強い甘みを感じることができることから、さまざまな果物の中でも「梨が一番好きだ!」という方も多いと思います。ただ、梨について注意が必要なのは、色合い以外の見た目はりんごに似通っているものの、日持ちに関しては圧倒的に足が早い点です。りんごも秋から冬にかけてが旬の果物なのですが、こちらは正しい環境で保存していれば、約1カ月程度は美味しく食べることが可能など、果物の中でも特に日持ちするの特徴です。しかし、梨については、水分量が多いこともあり、正しい保存方法でも1週間日持ちさせることも難しいのが実情なのです。
そこでこの記事では、梨の正しい保存方法と食べごろを維持できる期間について解説します。
梨の保存方法と日持ちについて
それでは、梨の正しい保存方法と日持ちについて解説していきます。梨は、お供え物にも利用されていますし、保存自体は常温でも問題ないと考えている方が多いと思います。もちろん、少し冷やしてから食べる方が美味しく感じられますので、常温保存の場合でも、直前に冷蔵庫に入れるという方が多いです。
ここではまず、常温と冷蔵で梨を保存する場合の注意点について解説します。
梨は常温保存可能?
和梨は、8月下旬ごろから出回り始め、9月に最盛期を迎える果物です。一般的に11月頃まで手に入れることができる果物なので、涼しくなった秋の果物のイメージが強いと思います。ただ、和梨は暑さが残っている時期に旬を迎えるという果物なので、寒すぎる場所は苦手としています。一般的には、3℃以下の環境は和梨の保存には適していないとされるので、その点には注意が必要です。また、寒さに合わせて、梨は「乾燥」を非常に苦手にする果物なので、保存の基本は水分を保ってあげることとなります。和梨の保存に最適な環境は、5~10℃程度の低温環境で、温度変化がなるべく少なくなるような場所が好ましいです。
それでは、梨は常温で保存することは可能なのでしょうか?寒さを苦手とする果物なので、基本的に常温で保存することは可能です。ただ、高温すぎる環境も良くないので、常温保存する場合でも、風通しが良く、直射日光が当たらない涼しい場所で保存してあげるようにしましょう。また、梨は乾燥しやすい果物なので、それを防ぐためにも、1個ずつ新聞紙やポリ袋などで包んで保存するのが好ましいです。ただ、常温で保存する場合は、りんごなどのように日持ちさせることは難しく、基本的には3~4日を目安にして、早めに食べきるようにするのがおすすめです。
特に、8月後半や9月は、まだまだ気温が高い状況が続きますので、梨を日持ちさせたいと考えるなら、冷蔵庫などの低温環境で保存するのがおすすめです。温度が低すぎるのも良くないので、冷蔵庫の中でも比較的温度が高くなる、野菜室での保存が好ましいです。
梨を冷蔵庫で保存する方法と日持ち
次は、冷蔵庫で梨を保存する場合の日持ちと、正しい保存方法をご紹介します。上述したように、梨は常温で保存することも可能ですが、日持ちさせたい場合は、冷蔵庫の野菜室で保存するのが良いです。ただ、梨は、乾燥に弱いという特徴を持っているので、冷蔵庫に入れる際は、1個ずつキッチンペーパーに包み、さらにポリ袋やチャック付きの保存袋に入れて、密閉状態にして冷蔵庫に入れるのが好ましいです。また、冷蔵庫に入れる際には、ヘタの部分を下に向けておいておくと、日持ちが良くなります。梨を冷蔵庫で保存する場合は、以下の手順で保存すると良いです。
- 1. 梨を洗わずにキッチンペーパーで包む
- 2. キッチンペーパーで包んだあと、食品用ラップで包む
- 3. 食品用ラップで包んだ梨をポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存する
- 4. 冷蔵庫に入れる際は、ヘタを下向きにして保存すると保存性が高まる
上記の方法で保存すれば、1~2週間程度日持ちさせることができます。和梨は、洋梨と異なり、樹上で完熟する果物で、追熟しないため、新鮮なうちに食べるのが良いです。なお、一般的に、1週間程度が賞味期限とされる梨ですが、品種によってはりんご以上に日持ちする物もあります。たとえば、和梨の中でも王秋や新興などは、2カ月以上保存することができるとされているのです。ただ、長く保存できるのは限られた品種なので、基本的には1週間以内に食べるのが良いと考えておきましょう。
梨は冷凍保存可能?
食品を長く保存したいと考えた時には、誰でも「冷凍保存」を考えると思います。ただ、果物については、冷凍保存が適さない物もあるため、「梨は冷凍保存可能なのかな?」と悩んでしまう人もいます。
答えから言ってしまいますが、梨は冷凍で保存することが可能です。先ほどご紹介したように、梨の日持ちは、常温の場合で3~4日、冷蔵で1~2週間と言われています。これが冷凍庫で保存すれば、1カ月程度は日持ちさせることができるようになるのです。
ただ、梨を一度冷凍した後、完全解凍して食べようとすると、梨の醍醐味であるシャキシャキとした食感は失われてしまいます。食感の悪さから、「不味い…」と感じてしまう方もいるようなので、冷凍した梨は半解凍程度で、シャーベットのように楽しむのが良いでしょう。その他には、他のフルーツなどと一緒にスムージーなどにするのも良いです。
なお、梨の冷凍は、丸ごと冷凍庫に入れるという方法でも問題ありませんが、食べる時のことを考えると、カットしてから冷凍庫に入れるのがおすすめです。カットしてから冷凍すれば、程よい状態まで解凍すれば、そのまま食べることができます。
まとめ
梨は、品種によっては2カ月ほど保存可能なものがありますが、あくまでも例外的な品種で、一般に出回る梨はりんごよりもかなり保存期間が短く、常温で3日程度、冷蔵でも1週間程度で食べきるのがおすすめです。
そして、梨の保存時に注意したいのは、乾燥に非常に弱い果物なので、保存する際にはキッチンペーパーや新聞紙などで乾燥対策をしてあげるようにしましょう。梨は、口に含んだ時に、ジューシーさを楽しむことができるのが大きな特長なので、水分が失われないようにする対策は非常に重要です。
なお、梨は冷蔵庫の野菜室などで保存するのが良いとご紹介しましたが、冷やしすぎると甘さが失われてしまう可能性があるので、3日以内に食べきることが出来そうなら、常温で保存しておき、食べる直前に冷蔵庫に移して適度に冷やして食べるのがおすすめです。