フルーツの中でも特に高級というイメージの強いマンゴーですが、最近は輸入物のマンゴーが市場に流通するようになっていることから、意外にお手頃価格で楽しむことができるようになっています。日本国内で生産されるマンゴーは、宮崎県産のものが有名で、現在でも高級な贈答品用のフルーツといった扱いを受けています。

ただ、マンゴーにもさまざまな品種というものがあり、味はもちろん、販売価格なども大きく異なるという特徴があるのです。みかんやりんごなどのフルーツと比較すると、日本人にはまだまだなじみ深いとは言えない果物のマンゴーなので、どのような品種があるのかは全く知らないという方も多いはずです。そこでこの記事では、マンゴーの代表的な品種と、スーパーなどでマンゴーを購入する際、美味しいマンゴーを選ぶためのポイントをご紹介します。

マンゴーの代表的な品種について

それでは、日本国内で流通する主なマンゴーの種類について解説します。マンゴーの品種については、あまり知らないという方も多いと思いますが、実は細かく分けると500種以上の品種があるとされています。

日本国内に流通するのは、その中でもほんの一部の品種で、ここでは日本で食べることができる代表的なマンゴーの品種をご紹介します。

アップルマンゴー

一つ目はアップルマンゴーです。日本人にとっては、最も身近なマンゴーの品種で、国内で栽培されているマンゴーについては、なんとその約9割がアップルマンゴーだとされています。

アップルマンゴーは、りんごのように赤色の果皮が特徴で、果肉については、とろりとして柔らかく、オレンジ色をしているのが特徴です。アップルマンゴーは、完熟に近くなると、果皮の色がムラなく赤く色づいていきます。そして、手に持った際、適度な弾力のある柔らかさを感じた時が食べごろとされています。

アップルマンゴーは、国産と輸入品があるのですが、国産のものは4~9月頃が旬の時期となります。輸入品は、一年中市場に流通しています。

キーツマンゴー

キーツマンゴーは、果皮が緑色で果肉がオレンジ色をしています。口にしたとき、濃厚な甘さを楽しむことができるのが特徴で、日本では主に沖縄県で栽培されています。ただ、栽培面積の関係で生産量が少なく、一般市場にはなかなか流通しないです。そのため、国産のキーツマンゴーは、「幻のマンゴー」などと呼ばれるなど、非常に希少性の高い品種となっています。

ちなみに、旬の時期についても、8月上旬から9月上旬までと、約1カ月間という短い期間しか出回らないという点も希少性を高める要因の一つです。

ケント(ケント種)

ケントは、アップルマンゴーの一つで、ブラジルやペルー、メキシコなどの中南米で栽培されるマンゴーの品種です。日本に輸入されるマンゴーの中では、最も輸入量が多い品種と言われています。

食べた時の味については、まさに王道のマンゴーの味を楽しむことができます。アップルマンゴーと同じように、繊維質が少ないとろけるような果肉と甘さを楽しむことができます。輸入品なので、年間を通して楽しめる点も嬉しいポイントです。

ペリカンマンゴー

ペリカンマンゴーは、果実の形状がペリカンのくちばしのように見えることから名づけられています。果皮が黄色に色づいているのが特徴で、主にフィリピンで栽培されています。

一般的に、マンゴーというのは、濃厚な甘さを楽しめる果物というイメージが強いと思います。しかし、ペリカンマンゴーについては、一般的なマンゴーの味とは少し異なり、甘さと酸味のバランスを楽しむことができるとされます。果物特有の甘酸っぱさが好みという方にはおすすめできる品種といえます。

なお、ペリカンマンゴーは、3~5月頃が旬と、春ごろに楽しめるマンゴーです。

マハチャノマンゴー

マハチャノマンゴーは、一般的なマンゴーとは少し異なる見た目をしていて、果実が細長いのが特徴です。このマンゴーの品種は、タイで輸出産業のために開発されたとされ、日本国内にも入ってきています。一般的なマンゴーは、購入後に3~7日程度、常温で追熟させてから食べるのが良いとされています。しかし、マハチャノマンゴーは、完熟した状態で店頭に並ぶため、購入後すぐに美味しく食べられる点が特徴です。

マハチャノマンゴーの旬は、タイでは3~6月頃とされているのですが、日本で流通するのが4月から5月にかけてとなります。

美味しいマンゴーの選び方

それでは、スーパーの店頭などでマンゴーを購入する際に、美味しいマンゴーを選ぶためのポイントについてもご紹介します。マンゴーは、高級な贈答品用フルーツというイメージが強いのですが、昨今ではスーパーの果物コーナーで普通に販売されているのを見かけるケースも多くなっています。ただ、あまりなじみのないフルーツであることから、美味しいものを選ぶポイントが分からない…と悩んでしまう人も多いです。

ここでは、店頭で美味しいマンゴーを選ぶためのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

①触った時に適度な弾力があり、甘い香りがたっているもの

美味しいマンゴーを選ぶときの第一ポイントは、触った時に適度な弾力があり、果実から甘い香りが発しているものを選ぶという点です。

先ほど紹介したように、一般的なマンゴーは購入後に数日間追熟させる必要があります。そのため、購入後できるだけ早く食べたいと考えるなら、完熟状態に近いものを選ぶのが良いのです。マンゴーは、完熟に近づいていくと果肉が柔らかくなり、触った時に弾力を感じられます。また、他のフルーツでも同じですが、完熟状態になると、果実から甘い香りが強く出るようになります。

したがって、店頭でマンゴーを選ぶ際は、触った時に感触や香りに注目すると良いです。

②綺麗に色づいたマンゴーを選ぶ

二つ目のポイントは、マンゴーの果皮の色づきをチェックするというものです。

日本国内に流通するマンゴーの多くは、アップルマンゴーと呼ばれる品種なのですが、この品種は、完熟に近づくと果皮が赤く色づくという特徴を持っています。したがって、果皮の色をチェックすることで状態などを判断することが可能です。

その中でも、高品質なものを選ぶには、果実が全体的にムラなく赤く色づいているものを選びましょう。その方が甘くておいしいとされています。

③果皮表面の白い粉(ブルーム)が落ちて、艶が出ているものを選ぶ

購入後、すぐに食べたいと考えているなら、果実の表面に付着するブルームが落ち、艶が出てきているものを選ぶと良いです。

収穫されたばかりの新鮮なマンゴーの場合、表面にブルームと呼ばれる白い粉のような物が付いています。ブルームは、果実自体が出す天然成分なので、人体に悪影響を及ぼすといった問題はありません。ただ、「収穫されたばかりで新鮮」な証拠となるため、これが付着しているものを購入すると、持ち帰ってからしばらく追熟を待たなければならないのです。

完熟して食べごろを向かえているマンゴーは、表面のブルームが落ち、持った時に少しべたついて艶が出てきているので、そういったものを選ぶと良いです。

まとめ

今回は、さまざまある果物の中でも、高級で贈答品として扱われることが多いマンゴーについて解説しました。

記事内でご紹介したように、マンゴーにもさまざまな品種があるのですが、国内に流通するマンゴーの多くは、アップルマンゴーと呼ばれる品種となります。このマンゴーは、完熟状態に近づくにつれ、りんごのような価格色づくという特徴があります。そのため、マンゴーを追熟させる際や店頭で食べごろの物を探す時には、一目で良いものを選べる点がメリットの一つです。

マンゴーも、最近はスーパーなどで購入できるようになっているので、好きな方は是非旬の時期が来たら楽しんでみましょう。