田中ぶどう園の直販サイトで、2024年度新鮮ぶどうの受付を開始しました。 現在、予約受付中で、 2024年の発送は8月下旬(お盆過ぎ)からとなります。 お盆の時期に発送を希望の方はお電話などでお問い合わせください。農園直送の新鮮ぶどうの購入は、以下サイトからお願いします。
※2024年は、田中ぶどう園でのぶどう狩りは開催いたしません。
6月はさくらんぼ狩りが楽しめる時期!品種によって変わる旬の時期と美味しいさくらんぼの見分け方
近年では、アウトドアレジャーとして果物狩りの人気が非常に高くなっています。果物狩りと言えばいちごやぶどうをイメージする方が多いのですが、5月下旬ごろからは日本人にも非常に人気が高いさくらんぼ狩りがシーズンを迎えます。
さくらんぼは甘みと酸味のバランスが非常に良い果物で、お子様からの人気も非常に高いです。ただ、その他の果物と比較すると、少し高級なイメージが強く、スーパーなどで気軽に購入することはあまりない果物と考えている方が多いと思います。そのため、日帰り旅行など、ファミリーで楽しめるイベントとしてさくらんぼ狩りの人気が高くなっているのだと思います。果物狩りは、店舗でさくらんぼを購入するのと比較すると、コストパフォーマンスが非常に良いですし、お子様が果物の収穫を楽しめるという付加価値も大きいです。
そこで、これからいよいよシーズンを迎えるさくらんぼ狩りについて、品種別に美味しく食べられる時期や、さくらんぼ狩りに行った際、美味しいさくらんぼを見分けるためのポイントをご紹介します。
さくらんぼの旬とは?
さくらんぼの旬は、一般的に6~7月頃と初夏の時期となります。ただ最近では、ハウス栽培など温室栽培が盛んになっていて、そちらのさくらんぼは5月中旬ごろから出回り始めます。ちなみに、さくらんぼの価格は、皆さんがイメージしている通り、他の果物よりも値段が高い傾向にあります。基本的には、毎年出回り始める時期が最も高い値段が付き、出盛り期を迎えるにつれて価格が下落していく形となります。
それでは、さくらんぼ狩りが楽しめる時期はいつ頃になるのでしょうか?基本的には、さくらんぼの旬の時期と同じく、6月~8月頃までが開園している時期となります。ただ、さくらんぼにもさまざまな品種が存在していて、品種によって旬の時期が変わる点は注意しましょう。品種ごとの旬の時期は後述しますが、好みの品種が決まっている方は、品種による時期の違いをきちんと押さえておきましょう。
なお、さくらんぼ狩りは、屋外で楽しむレジャーですので、暑さ対策はきちんとしたうえで足を運びましょう。汗を拭くためのタオルや虫よけ、着替えはもちろん、帽子や日焼け止めなど、夏のレジャーに必要なアイテムをきちんと用意しておきましょう。最近では、熱中症防止のため、首周りを冷やせるアイテムなども販売されているので、そういったものも用意しておきましょう。
さくらんぼの品種ごとの旬について
さくらんぼは、品種や地域、年によって収穫時期が若干異なります。以下に、主なさくらんぼの品種について、おおよその収穫時期の目安をご紹介しますので、さくらんぼ狩りに行く時期を決める参考にしてみてください。
- ・さくらんぼの代表品種「佐藤錦」
さくらんぼの品種と言えば「佐藤錦」が有名です。甘みと酸味のバランスが非常に良いことで有名で、国内のさくらんぼ生産量の7割近くを佐藤錦が占めているとされます。佐藤錦の旬は、早いもので5月中旬ごろ、多くの農園で6~7月頃が旬となります。 - ・爽やかな酸味で人気の「紅さやか」
紅さやかは、さくらんぼの中でも早世種に分類され、旬の時期は佐藤錦よりも早く6月上旬頃とされています。市場にさくらんぼが出回り始めるころによく見かける品種です。実が濃い紅色をしているのが特徴で、やや酸味が強い品種となります。 - ・強い甘みを持つ「紅秀峰」
紅秀峰は紅さやかとは逆で、晩成品種のさくらんぼです。旬の時期は、さくらんぼの中でもやや遅く、6月下旬から7月にかけて収穫時期を迎えます。他のさくらんぼと比較すると、実が大ぶりで果肉がやや硬いです。甘みが強いさくらんぼなのでお子様に好まれる品種かもしれませんね。ちなみに、果肉が硬いという特徴を持つため、日持ちが良いです。
さくらんぼ狩りには関係ありませんが、上記以外にもアメリカンチェリーと呼ばれる品種もあります。アメリカンチェリーは、その名称通りアメリカから輸入されるさくらんぼのことを指しています。国産のさくらんぼと比較すると、価格が安いため手に取りやすいのがメリットと言えます。スーパーなどでは、5月頃より店頭に並び始めますので、さくらんぼ好きの方は楽しみな時期になるかもしれませんね。
美味しいさくらんぼの見分け方について
それでは、「今年はさくらんぼ狩りに行こうかな?」と考えている方に向け、美味しいさくらんぼを見分けるためのポイントをご紹介します。店頭で販売されているさくらんぼは、プロの方が収穫しているため、どれも美味しいと思えるはずです。しかし、さくらんぼ狩りは、自分で美味しい物を選んで収穫しなければならないため、最大限さくらんぼ狩りを楽しむためにも「どういった特徴を持つさくらんぼが良いのか?」を知っておかなければいけません。基本的に、以下の特徴を持つものが美味しいと判断できるさくらんぼです。
- ・実の粒が大きいことが大切。実に張りがあり大きい物ほど美味しいです。
- ・さくらんぼの実は、つやがあり濃く着色している物が美味しいです。ただ、濃すぎるものは熟れ過ぎている場合もあるので注意。
- ・基本的に、色が濃く実が硬いものが良いです。品種によっても異なりますが、実が硬く締まったものを選びましょう。
- ・実につながる枝(軸)が太く緑色のものが鮮度が良い証拠です。(ぶどうなどと同じです)
美味しいさくらんぼの特徴は「粒が大きく、色が赤くてツヤ・ハリがあり、軸は太くて緑色の物」が理想です。さくらんぼ狩りに足を運んだ際には、これを意識しながら収穫する物を選ぶと良いです。
それぞれの特徴について、もう少し詳しく解説します。
粒が大きく張りがある
さくらんぼを選ぶときには、果皮にツヤがあり、さらに張りがあるものほど良いさくらんぼと判断できます。また、果実はできるだけ大きい物で、程よく締まっている物が良いです。
新鮮でおいしいさくらんぼは、果皮がピンと張っていて、表面に光沢が見えるほど艶を持っています。このようなさくらんぼは味も良いので、さくらんぼ狩りをする際は表面のツヤとハリに注目しましょう。
実の着色が良く濃く色づいている
さくらんぼのツヤとハリを確認する際には、実の色づきについてもしっかりとチェックしましょう。さくらんぼは、着色が濃く、色づきの良い物ほど味も良いという特徴を持っています。ただ、実の色が濃すぎるものは、熟れ過ぎている場合もあるため、その点は注意しましょう。
実の色が非常に濃いものの、果皮が萎びていたり、実が柔らかくなっているものは熟れ過ぎたさくらんぼの特徴です。このようなさくらんぼは、食味や食感が悪くなっていますので、オススメできません。スーパーなどで見かけるさくらんぼは、表面に黄色みが残っているものも良く売られています。これらのさくらんぼでも、ある程度熟していれば美味しく食べられるのですが、やはり全体が赤く濃い色に色づいたものの方が味が良いです。
さくらんぼ狩りに行き、自分で実を選ぶ際には、全体が鮮やかな赤色に着色しているものがおすすめです。
軸の色について
美味しいぶどうの選び方でも共通するのですが、さくらんぼも、枝(軸)が太く枯れていない緑色のものが鮮度の良い証となります。さくらんぼは、日持ちがあまり良くない果物として有名ですし、新鮮な物ほど食味も食感も良いです。
さくらんぼを選ぶときには、上述した美味しい果実の特徴を持ったうえで、軸が緑色のもが新鮮でおいしいと判断できます。軸が枯れて茶色くなっている物は、熟れ過ぎている可能性があり、食味や食感が落ちていると考えられます。
さくらんぼは、収穫後に追熟する果物ではないので、時期の鮮度が果実の鮮度とみなして間違いありません。したがって、軸を見て、さくらんぼの大きさや着色を確認して、美味しいと考えられるものを選ぶと良いです。
まとめ
今回は、これからやってくる初夏の時期に旬を迎える果物のさくらんぼについて解説しました。さくらんぼは、甘みと酸味のバランスが良く、さまざまな果物の中でもトップクラスの人気を誇っています。ただ、他の果物と比較すると、高級な果物に分類されるため、日々の食卓に並ぶようなことはあまりないかもしれませんね。一般的には、贈答品として扱われていて、頂いたときに非常に嬉しい果物の一つと言った感じなのではないでしょうか。
高級なイメージがあるさくらんぼは、果物狩り業界では非常に高い人気を誇ります。さくらんぼ狩りは、自分で収穫したさくらんぼをお腹いっぱいまで食べることができるため、コストパフォーマンスが非常に良いと感じる方が多いのだと思います。さくらんぼは、早いものが5月頃より収穫が始まり、6月を迎えてからが本格的な旬の時期となります。この時期は、スーパーの店頭でさくらんぼが手に入るだけでなく、アウトドアレジャーとしてさくらんぼ狩りが楽しめるので、是非今年は足を運んでみてはいかがでしょう。