田中ぶどう園の直販サイトで、2024年度新鮮ぶどうの受付を開始しました。 現在、予約受付中で、 2024年の発送は8月下旬(お盆過ぎ)からとなります。 お盆の時期に発送を希望の方はお電話などでお問い合わせください。農園直送の新鮮ぶどうの購入は、以下サイトからお願いします。
※2024年は、田中ぶどう園でのぶどう狩りは開催いたしません。
皮ごと食べられる高級ぶどう!シャインマスカットの特徴
ギフトとして頂いた時、誰でも嬉しいのが高級フルーツの『シャインマスカット』です。シャインマスカットは、海外でも非常に高い評価を受けているぶどう品種として有名です。このコラムでは、シャインマスカットの特徴や保存方法などをご紹介します。
シャインマスカットの特徴
シャインマスカットは、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(旧 農林水産省果樹試験場)が、「安芸津21号」と「白南」を交配し育成したぶどうです。黄緑色のぶどう品種で、皮ごと食べられるのが特徴となっており、2006(平成18)年に品種登録されています。
シャインマスカットは、糖度は18~20度程と高く、酸味が控えめで、マスカットの芳香を持ちます。一粒の重さは10~15gほどで、しまりのある果肉は果汁が豊富で広い世代から高い人気を誇っています。皮ごと食べられるように改良されたぶどうですので、果皮は薄くて柔らかく、噛んだ時にはパリッとした適度な歯ごたえがあり、上品な甘みと高貴な香りを楽しむことができます。
なお、シャインマスカットは、アメリカ系同士のぶどうを交配して生まれた「スチューベン」とヨーロッパ系の代表種「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を交配することで生まれた「ブドウ安芸津21号」が母となります。そして、欧州系の「カッタクルガン」にヨーロッパ系同士の組み合わせで生まれた「甲斐路」を交配して生まれた「白南」を交配することで誕生しました。つまり、欧州系ぶどうと米国系ぶどうをハイブリットして生まれたのがシャインマスカットです。
シャインマスカットの主な産地と旬
シャインマスカットは、全国各地で栽培されていますが、特に栽培面積が広いのは山梨県と長野県です。そして、それに次いで、山形県、岡山県となっています。なお、シャインマスカットは、非常に高い人気保誇るようになっていることから、年々栽培面積が拡大していて、平成22年から27年の5年間では、一気に4倍にまで栽培面積が増えています。そして、現在ではそれよりもさらに栽培面積が増えています。以下に、政府が行った特産果樹生産動態等調査について、シャインマスカットの栽培面積が多い上位5件をご紹介しておきます。
- 1位 山梨県 546.0ha
- 2位 長野県 503.7ha
- 3位 山形県 189.6ha
- 4位 岡山県 185.7ha
- 5位 福岡県 43.4ha
ちなみに、平成27年度の山梨県での栽培面積が約280haですので、この時よりも約2倍にまで増えています。
データ参照:農林水産省「特産果樹生産動態等調査」
シャインマスカットの旬
シャインマスカットは、ハウスものと露地もので、若干収穫時期が異なります。ハウスもののシャインマスカットの場合、早いものだと6月下旬ごろから収穫が始まり、消費者の手元に届くようになります。そして、7月中旬ごろがハウスものの出盛り期に入ります。
露地もののシャインマスカットについては、ハウスものから遅れて、8月上旬ごろから出回り始め、9月いっぱいが出盛り期になります。なお、基本的には10月初旬ごろまでが収穫できる時期だと考えてください、
これからも分かるように、シャインマスカットが比較的手ごろな価格で手に入る食べごろの時期は、8月から9月下旬ごろまでだと言えるでしょう。
シャインマスカットの食べ方と保存方法
上述した通り、シャインマスカットは基本的に種なしのぶどうで、皮ごと食べることができます。オススメの食べ方としては、冷蔵庫などで2~3時間ほど冷やして、食べる前に軸ごと水洗いして、粒をとって食べるのが良いです。人によっては、「皮ごと食べるのはちょっと…」と感じる方もいるかもしれませんが、そのような方は皮を剥いて食べても構いません。
シャインマスカットは、果皮の色がとてもきれいですし、粒が大きく香りも良いので、ケーキやタルトに飾るためのフルーツとしても非常にオススメです。
シャインマスカットの保存方法
シャインマスカットは、ギフトとして頂く機会も多いと思います。家族構成によっては、すぐに食べきれない時も少なくないと思いますので、適切な保存方法を覚えておくと良いでしょう。
シャインマスカットを保存する時には、ラップや新聞紙などで包むか、ポリ袋などに入れて乾燥を予防ししたうえで、冷暗所もしくは冷蔵庫の『野菜室』で保存してください。シャインマスカットは、ぶどうの中でも比較的日持ちが良い品種ですが、状態が良い物でも3~5日程度で食べきるのが良いです。
すぐに食べきれなくて冷凍保存したいときには、粒をバラしてから保存するようにしましょう。なお、粒をバラすときには、軸を数mm残してハサミでカットするのがオススメです。そして、バラしたシャインマスカットの粒をジップロックのような保存用袋に入れ、平たい状態にして冷凍庫で保存しましょう。なお、冷凍庫で保存する場合、約1カ月が目安ですので、早めに食べるのがオススメです。
※シャインマスカットは冷凍すると食感が落ちますので基本的にはオススメできません。
まとめ
今回は、近年、急激にその人気が高まっているシャインマスカットの特徴をご紹介しました。シャインマスカットは、非常に美味なぶどうとしてメディアなどでも取り上げられる機会が多く、一度口にしてみたいと考えていた人も多いのではないでしょうか?また、最近では、ぶどうやイチゴなど、日本固有のはずの高級品種が、海外に流出してしまい、問題となっているというニュースを見かけることも多いと共いますが、シャインマスカットは、そういった事件でも狙われやすいほど世界的に「美味しいぶどう」とみなされています。
シャインマスカットは、その人気の高さからか、年々日本国内での生産量が増加しており、手に入れることはさほど難しくない時代になっています。大阪府河内長野市でさまざまなぶどうを栽培している田中ぶどう園でも、シャインマスカットを栽培しており、通販サイトを通じて、全国のお客様の手元にお届けしています。なお、田中ぶどう園ではぶどうの旬の時期になると、一般客に向けてぶどう狩りも開催していますので、ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。