
田中ぶどう園の直販サイトで、2025年度新鮮ぶどうの販売を開始しました。 ご注文を受け付け次第、順次発送させていただきます。 お盆の時期など、発送時期の指定をご希望の方はお電話などでお問い合わせください。農園直送の新鮮ぶどうの購入は、以下サイトからお願いします。

※2025年は、田中ぶどう園でのぶどう狩りは開催いたしません。
梨が腐るとどうなる?変色した梨は食べられるの?
これからいよいよ旬を迎える果物に「梨(和梨)」があります。梨は、独特の食感や甘さ、瑞々しさなどからさまざまある果物の中でも特に高い人気を誇っています。夏の終り頃より出回り始め、秋の味覚として有名な梨ですが、洋梨が出回り始めた昨今では、食べる前に腐らせてしまう…という方が多くなっています。
というのも、ラ・フランスを始めとした洋梨は、収穫後に追熟させる必要があるのですが、和梨も同じような特徴があると考え、しばらく常温状態で置いてしまう人がいるのです。実は、和梨に関しては、樹上で完熟する果物なので、収穫後に常温状態で置いておいても追熟することはなく、傷むばかりなのです。和梨は、出来るだけ新鮮なうちに食べきるのが推奨される果物なので、手に入れた時には、なるべく早く食べきるようにしましょう。
ただ、冷蔵庫の中などに入れていても、いつの間にか腐らせてしまう…ということも考えられます。そこでこの記事では、梨が腐ると生じる症状や、食べられるかどうかを判断するポイントなどについて解説します。
梨が腐るとどうなる?
梨は、秋の味覚として高い人気を誇っています。水分を多く含む果物で、食べると体を冷やしてくれるという効果が期待できるので、残暑がまだ厳しい時期に食べる果物としては最適です。
しかし、気温がまだ高く、湿気も多い時期に出回る果物であるため、食べきる前に腐らせてしまう…ということも珍しくありません。それでは、梨は腐るとどのような状態になるのでしょうか?誤って腐った梨を口にしないためにも、腐った梨の特徴をご紹介します。
持った時にかなり柔らかく感じる(果肉が溶けている)
梨が腐ると、果肉がどんどん柔らかくなっていきます。手で持った時に柔らかく感じるのであればかなり傷んでいる状態で、さらに痛みが進むと見ただけで分かるぐらい変形します。下のような状態の梨は、腐っている可能性が高いため、食べずに廃棄しましょう。
- ・持った時、ぶよぶよでかなり柔らかく感じる
- ・自然と皮が裂け、中から汁が出てきている
- ・果肉や果皮が溶けてどろどろになっている
なお、持った時に、果肉が少し柔らかいと感じるレベルが賞味期限が切れてきたと判断すべき状況です。この程度ならまだ食べることは可能なので、出来るだけ早く消費しましょう。なお、これが進行していくと、内部の果肉が溶けてしまい、果皮が裂けて汁のような物がしみだしてきます。ここまで行けば食べることはできません。
果肉が全体的に変色している
梨が古くなった時に生じる変化として、変色があります。
一般的に、梨の果肉は「白色」なのですが、これが茶色や黒色に変色していくのです。皮をむいたとき、切った時に果肉の変色が見られた場合、腐りかけている証拠です。なお、変色については、部分的な変色から始まり、傷みが進んでいくと全体が変色します。果肉全体が変色しているものは腐っている可能性が高いですが、部分的な変色の場合、その部分を切り取ることで食べることができるかもしれません。ただ、変色という現象が出ている場合、傷んでいると判断できるので、他の変化と合わせて食べられるかどうかを判断しましょう。
味や匂いに違和感を感じる
梨は、見た目に大きな変化が生じていない場合でも、口にしてみると変化を感じるケースがあります。例えば、梨を食べた時、以下のような異変を感じた場合、腐っている可能性があります。
- ・腐った食品特有の酸っぱさを感じる
- ・舌がピリピリとするような刺激を感じる
梨を口に入れた時、上記のような異変を感じた場合、その梨は腐っている可能性が高いので、飲み込まずに吐き出しましょう。味に変化があるということは、かなり腐敗が進んでいる可能性があります。なお、酸っぱさを感じる梨の場合、独特のツンとした腐敗臭も感じると思うので、匂いに異変を感じた時は口にしない方が良いでしょう。
カビが生えている
これは分かりやすいですね。その他の果物と同様、梨も傷んでくるとカビが生えてしまいます。
なお、まだカットしていない梨の場合でも、表面の皮の部分からカビが繁殖してしまうので、見た目からして食べない方が良いということが分かると思います。なお、カビが生えた部分だけを切り取れば食べられるのでは…と考える人がいるのですが、カビは、その部分にだけ影響を与えているのではなく。目に見えない菌糸を伸ばしているため、食べずに廃棄しましょう。
果皮表面がシワシワになっている
カットしていない梨について、表面がシワシワになっているという場合、果肉から水分が抜けてしまい、干からびているという状況です。
なお、シワシワになっているという状況については、腐敗とは少し違うのですが、梨本来の美味しさは失われています。このような状態の梨は、果肉の水分が抜けているため、スカスカ、パサパサで、食べても不味いと感じることが多いため、食べずに廃棄したほうが良いでしょう。
梨の真ん中にある芯が黒く変色
梨が腐った時に生じる変化として、梨の中心にある芯とその周辺が黒く変色するというものがあります。腐敗が原因で芯周辺が変色している場合、果肉なども変色などの変化が表れていると思うので、食べられないという判断はすぐにつくと思います。
しかし、芯周辺の変色については、腐敗が原因ではなく、芯腐れ病と呼ばれる梨の病気が原因の場合もあるので注意しましょう。芯腐れ病は、梨の芯が黒く変色する病気なのですが、切ってみるまで中の状態は分かりません。なお、芯腐れ病の場合、変色していない部分は食べられます。
この他、シンクイムシなど、害虫被害を受けた梨も、芯周辺が黒く変色します。害虫被害の場合も、変色した部分を切り取れば、その他の部分は食べられます。
腐ったかどうかの判断に迷う症状と取り扱いについて
上で紹介したような変化が表れている場合、基本的にその梨は腐っていると考えられるため、食べない方が良いです。
ただ、梨の腐敗は、ある日突然状況が変化するわけではなく、徐々に進行していくものです。そのため、見るからに腐っているわけではないけれど、新鮮な梨とは少し違いを感じ食べられるかどうかの判断がつかない…と悩むケースも少なくないのです。
そこでここでは、完全に腐っているとは言えない状況の梨について、食べられるかどうかを判断するためのポイントと合わせてご紹介します。
果肉が透明な状態
先程紹介したように、梨の果肉は「白色」をしています。そのため、切った梨について、透明に見える部分があると「変色している」と感じてしまい、食べられるかどうかで迷う人がいるのです。
梨の果肉が透明になっている部分は、「うるみ」と呼ばれる状態で甘くなっている部分です。つまり、この部分は腐っているわけではありません。しかし、うるみは、梨が完全に熟しているという状況を示していて、これは逆に言うと「腐るギリギリ手前」の状況です。果肉が透明の状態は、美味しく食べられる状況ですが、そのまましばらく置いておくと腐ってしまうので、早めに食べきりましょう。
少し柔らかいと感じる
梨は、しっかりとした歯ごたえを感じる果物なので、新鮮な梨は手で持った時に硬さを感じます。
しかし、梨が傷んでくると、果肉の水分が抜けていき、柔らかくなるのです。つまり、手で持った時に柔らかさを感じる梨は、傷みが進んでいる状況と考えましょう。なお、持った時に「少し柔らかく感じる」程度ならまだ食べることが可能です。しかし、そのまま食べずに放置していると、傷みがどんどん進み、果皮表面がシワシワになる、果皮が裂けて汁がしみだすといった、腐った梨の特徴が表れます。こうなると完全に腐敗しているので食べられません。
カットした梨が茶色く変色している
梨の変色は、腐った時に生じる特徴とご紹介したため、この状況も「梨が腐った」と感じてしまう方が多いと思います。
しかし、カットした梨をしばらく置いておき、表面が茶色く変色しているという状況は、腐敗が進んだわけではありません。これは、梨に含まれるポリフェノールが空気に触れることで酸化したことが要因です。つまり、カットした梨をしばらく置いていて表面が茶色くなった…というものは、そのまま食べても構いません。気になるようなら、茶色の部分だけ取り除くのも良いでしょう。
なお、カットした果物が茶色く変色するのは梨だけではありません。リンゴやバナナも、果肉が空気に触れる状態でしばらく置いておくと茶色く変色します。
まとめ
今回は、これから旬を迎える梨について、梨が腐った時に生じる特徴などについて解説しました。
日本で栽培されている和梨は、樹上で完熟する果物なので、基本的には収穫後できるだけ早く食べるのが推奨されています。ただ、最近は、洋梨と呼ばれる果物も日本で流通するようになり、こちらは収穫後に追熟させる必要があるため、和梨も追熟する必要があると勘違いしてしまっている人が増えているのです。
和梨は、追熟のためにしばらく常温で放置した場合、傷みが進んで記事内で紹介したような特徴が表れますので、注意しましょう。