大阪に住んでいる方でも知っている人は少ないと思うのですが、実は大阪府は全国で見てもぶどうの栽培が盛んにおこなわれています。大阪は、東京都と並ぶ大都市というイメージがありますので、ぶどうの栽培など、農業のイメージがなかなか結び付かない人が多いのですが、大阪府のwebサイトでも以下のように紹介されています。

大阪府はぶどう栽培が盛んで、栽培面積全国第9位、収穫量全国第8位を誇るぶどう産地であり、全国に出荷しています。 特に主力品種のデラウエアでは、栽培面積全国第3位です
引用:大阪府公式サイト

このように、大阪府でのぶどう栽培は、全国でもTOP10圏内に入っており、ぶどう品種によってはTOP3に入るような物もあるのです。そして、大阪府内にあるぶどう農園では、旬の時期になると、直売所やぶどう狩りを受け付けている場所が多いです。河内長野市でぶどうの栽培を行っている田中ぶどう園でも、この夏はぶどう狩りを開催しますので、ぜひ夏休みの一つのレジャーとしてぶどう狩り体験をしてみてはいかがでしょう。

ただ、ぶどう狩りに実際に足を運ぶときには、いくつかの注意点が存在します。そこでこの記事では、初めてぶどう狩りに行ってみようと考えている方に向け、ぶどう狩りに行く前に知っておきたい豆知識をご紹介します!

熱中症と虫刺されに注意しなければならない!

初めてぶどう狩りに行く方であれば、「どんな格好をしていくのが良いのだろうか?」という疑問を抱える方が多いです。服装については、基本的に好きな格好で構わないのですが、いくつかの注意点は存在しますのでここでご紹介します。

まず、ぶどう狩りは、ぶどうの木がたくさん生えている中を歩き回って、美味しそうなぶどうを見つけ、それを自分で収穫して食べるといったレジャーです。つまり、ぶどう畑の中を歩き回ることになりますので、足場が悪くても問題なく動ける格好が望ましいです。稀に、ヒールなどを履いてくるお客様もいるのですが、ぶどう畑は土が非常に柔らかいので、歩き回るとヒールが沈んでしまいます。ぶどう狩りの際は、動きやすいスニーカー、服装は長袖長ズボンで行くのがオススメです。というのも、ぶどうの旬は、7月頃から始まり、9月頃にピークを迎えますので、その時期の畑は蚊や蜂などの虫がたくさんいます。下で紹介しますが、虫よけなどをしっかりと行うのを推奨していますが、それでも完全に虫よけができるわけではないので、肌の露出は少なくした方が安全です。
ちなみに、蚊や蜂が近寄ってきにくくするため、白系の衣服でぶどう狩りに来る方もいます。確かに虫は近寄りにくくなるのですが、ぶどうの汁などで服が汚れてしまう可能性が高い点は注意しましょう。小さなお子様を連れてぶどう狩りに行く際には、汚れても良い服を用意して、ぶどう狩りの時に着替えさせるのがオススメですよ。

そして、もう一つの注意点が、ぶどう狩りは真夏の屋外で行うレジャーですので、熱中症には注意しなければいけません。ぶどうの木で日陰はたくさんありますが、近年は、非常に気温が高いこともあり、ぶどう狩りに集中するあまり、熱中症になりかける方も多いです。したがって、ぶどう狩りを行う時には、水分の補給、適度な休憩を心がけてください。なお、最近では、首にかけておけるような保冷剤などが販売されていますし、屋外のレジャーの時はそういったものを用意するのもオススメです。

ぶどう狩りの持ち物

それでは、初めてぶどう狩りに行く方に向け、「これは持って行った方が良い!」と言えるアイテムをご紹介します。改めて言われると、どれも夏のレジャーには欠かせないアイテムだとわかるのですが、意外にもってくるのを忘れる方が多いので、出発する前に以下のものを用意しているのかきちんと確認しましょう。

①虫よけスプレーや携帯虫よけ

上でも紹介しているように、ぶどう狩りに行くのであれば、虫よけアイテムは必須です。ぶどうの旬は、夏から秋にかけてで、屋外のレジャーとなりますので、虫刺されなどには特に注意しなければいけません。

ぶどうがたくさん生っているぶどう畑は、蚊や蜂を始めとしてさまざまな虫に遭遇することになります。そのため、ぶどう狩りに適した服装は、夏場でも長袖長ズボンな訳です。

ブドウ狩りの際に、虫刺されに注意するなら、長袖長ズボンの服装で、その上から虫よけスプレーをしっかりとかけておきましょう。そして、実際にブドウ畑に入る時には、スプレーだけでなく、携帯用の虫よけや、携帯型のベープなどを利用するのがオススメです。二重の虫よけをしっかりとすることで、虫で嫌な思いをする可能性が低くなるはずです。
なお、蚊対策を行いたいなら、レモンの香りを用いることで、蚊が近寄りにくくなると言われているので、これも試してみると良いかもですね

②暑さ対策グッズ

ぶどう狩りは、一年の中で最も気温が高くなる7月から9月にかけてがシーズンです。つまり、真夏の高気温の中、ぶどう畑の中を美味しそうなぶどうを探しながら歩き回る必要があるわけです。もちろん、ぶどうの木は、人の身長よりは高いので、日陰になる部分が多いのですが、それでも、長時間ぶどう狩りに夢中になると、熱中症や熱射病になってしまう危険があります。

したがって、帽子やタオル、着替え、飲み物など、熱中症を予防するための基本アイテムは用意しておくのがオススメです。熱中症予防は、首元を冷やすことが効果的と言われていて、屋外レジャー用にそういったアイテムが販売されているので、用意しておくのがオススメです。
なお、ぶどう畑は日陰になる部分が多いですが、日焼けを避けたい方は日焼け止めを必ず用意しておきましょう。

③ウェットティッシュは何かと便利!

ぶどう狩りの魅力は、自分で収穫した新鮮なぶどうをその場で食べることができる点でしょう。(農園の中にはその場で食べることができない場合もあるようです)

しかし、屋外のレジャーで、木や土などをいじった手で、そのままぶどうに触れ、それを食べるというのは不衛生です。大人の方であれば、手を洗うまで我慢するということも可能ですが、小さなお子様になると、つい美味しそうなぶどうを汚れた手でつかみ口に入れてしまうことも珍しくありません。こういった時、ウェットティッシュを所持していれば、その場で手を綺麗にしてあげることができますので、とても便利です。

さらに、ぶどうを食べている時には、ぶどうの汁で手がべたべたになったり、爪や手にぶどうの色素がついてしまうことも珍しくありません。こういった汚れも即座に拭き取ることができますので、レジャーの必需品としてウェットティッシュを用意しておくのがオススメです。

④その他アイテム

上記以外にも、ゴミを持ち帰る用のビニール袋などは用意しておいてほしいです。例えば、手を拭いたウェットティッシュなどをまとめておける袋があると、その場にゴミを放置することがなくなるので、農園としても助かります。

その他には、クーラーボックスと氷を用意しておくと、収穫したブドウをよりおいしく食べることができます。ぶどうは、食べる直前に冷やすのがおススメと言う話を耳にしたことがあると思います。もちろん、そのまま食べても十分にぶどうの味を楽しむことができるのですが、氷を入れたクーラーボックスでぶどうを冷やすことでより美味しく食べることができます。
また、ぶどうを持ち換える際にもクーラーボックスがあると重宝しますので、自宅にクーラーボックスがある方は持っていくのがオススメです。

まとめ

今回は、初めてぶどう狩りに行く方に向け、ぶどう狩りの注意点や持参しておくと便利なアイテムをご紹介しました。

コロナ禍以降、ぶどう狩りやいちご狩りなど、屋外で楽しめるレジャーの人気がどんどん高くなっています。そして、大阪府は、全国的にもぶどうを栽培する農園が多く、ぶどうの旬となる7月から9月にかけてぶどう狩りを楽しめる場所が多く存在します。

田中ぶどう園では、巨峰やシャインマスカットを始めとした人気の品種や、全国でも珍しいルーベルマスカットなど、さまざまなぶどうを栽培しています。それぞれの品種の旬の時期には、直売所やぶどう狩りを楽しめるレジャースポットにもなりますので、今年の夏は是非、田中ぶどう園に足を運んでみてはいかがでしょうか!